【山西】SARS予防で大学などをすべて休校に


  山西省教育庁によると、山西省ではすべての大学、専門学校などが休校になる。学校関係者以外の校内への立ち入りを厳禁し、学生の保護者が面会に訪れた場合でも守衛室に設置された電話で話すだけに限る。5月1日から始まるメーデー休暇の祝日3日間を夏期休暇に振り替え、祝日も平常通りに授業を行う。

 重症急性呼吸器症候群(SARS)が流行し始めてから、山西省の大学、専門学校などに在籍する学生6千人余りが次々と帰宅。3校で学生と教職員9人がSARSに感染した。各学校は、学生の生活状況と帰省先を確認し、記録するため、帰宅した学生6千人余りと保護者に公開書簡を送った。学校側は、許可が出るまで学校に戻らずに自宅で自習するよう指示し、時期をみて、授業再開の通知を行うとしている。学校に戻った学生に対しては、健康診断と隔離による観察を経て、SARS感染者がいないかどうかを確認した後に、元のクラスに戻らせ、入寮、授業に出席させるとしている。

                     (「人民網日本語版」より)2003年4月30日