印韓両国が中国に援助物資や義捐金 SARS対策で


 インドのフェルナンデス国防相は2日、インド政府国防部を代表して、重症急性呼吸器症候群(SARS)の被害拡大が懸念される中国に向けて、40万ルビー分の薬品(1ドル=約47ルビー)を送ることを明らかにした。

 国防相は援助物資の引渡し式典で演説を行い、先ごろの訪中で、SARS蔓延防止に向けた中国人民の努力を目にしたと述べ、「帰国後直ちに軍の医療関係部門に対し、治療法や薬について調べるよう命じた。それからわずか1週間で、薬品を準備が整った」と説明。「インド国民は、難局に立ち向かう中国人民とともにあるということを示すものだ」と強調した。

 また韓国の金夏中・駐中国大使も先ごろ、中国民政部の李学挙部長を通じて、中国政府に対して韓国政府が提供したSARS対策用の義捐金10万ドルを手渡した。

                         (「人民網日本語版」より)2003年5月6日