SARS情報ホットライン設置 ASEANと中日韓


 重症急性呼吸器症候群(SARS)対策を話し合う中国、日本、韓国3カ国および東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国の保健担当相会合が26日、マレーシアのクアラルンプールで開かれた。29日には対策緊急首脳会議がバンコクで開かれる。

 会合では(1)陸海空の出入国場所での出国者に対する検疫の実施および症状がある旅客の出国禁止(2)感染地域からの旅客に対する健康申告の義務付けや、監督機関の設立(3)各国間の情報交換のための連絡センターの指定や、緊急時に連絡を取り合うホットラインの設置――を盛り込んだ共同声明を採択した。

  このほか、ASEAN以外の各国も同様の措置を取るとともに、世界保健機関(WHO)が感染地域をあらためて指定し、新たな予防・治療方針を立てるよう求めるよう呼び掛けた。中国からは衛生部の黄潔夫副部長が出席した。

                  ( 「人民網日本語版」より)2003年4月28日