海外記者が小湯山SARS指定医院を取材 北京


 北京市は7日、小湯山の重症急性呼吸器症候群(SARS)治療指定医院で、AP通信、フランス通信(AFP)、ZDF(ドイツ第2テレビ)など30社以上の海外メディアの記者約50人の見学、取材を受け入れた。市政府と関係部門の幹部は、小湯山医院の建設状況とSARS患者の収容・治療状況について説明し、記者の質問に答えた。

 さらに、海外の記者らは総コントロール室を見学し、専門家を取材。その迅速な建設、充実した設備、高い治療水準を目にした。

 小湯山SARS指定医院は、北京市北部郊外に7日間で建設された。世界最大の伝染病医院で、ベッド数は1千床に上る。1日から6日までに、北京市の病院から393人のSARS患者を収容した。

 張雁霊院長によると、393人の患者の平均年齢は41.7歳で、現在は軽症の患者のみを収容。さらに、張院長は7日夜には新たに100〜150人の患者を収容し、今後は一部重症患者の受け入れも予定していることを明らかにした。これまでに、同医院で働くスタッフ1200人に、SARS感染または感染疑い例は1人も確認されていない。

                        (「人民網日本語版」より) 2003年5月8日