11日のSARS感染状況 感染者累計4948人


 衛生部新聞弁公室は11日午後、香港、澳門(マカオ)、台湾を除く国内の重症急性呼吸器症候群(SARS)の感染状況を発表した。発表によると、同日午前10時までに新たに報告されたSARS患者は69人(うち医療関係者5人、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたース39人)、退院者は32人、死亡者は5人となった。

 国内の省・自治区では、6カ所で新たな感染と「疑い例」が、1カ所で新たな感染、7カ所で新たな「疑い例」が確認された。残る17カ所では新たな感染や「疑い」はともに見つかっていない。

 新たな感染者は地区別に、北京市42人(退院11人、死亡4人)、天津市8人、河北省9人(退院2人)、山西省6人(退院6人)、江蘇1人、広東省2人(退院9人)、甘粛省1人。北京市の新感染者のうち21人は、「疑い例」患者がSARS感染者と確定されたース。

 新たに報告された「疑い例」は145人に達した。地区別には、北京市51人、天津市9人、河北省4人、山西省20人、内蒙古自治区7人、遼寧省3人、上海市2人、江蘇省1人、安徽省1人、河南省1人、広東省44人、重慶市1人、陝西省1人。 

 これまでの累計では、感染者は4948人(うち医療関係者935人)、退院者は1652人、死亡者は240人となった。「疑い例」患者の累計は2559人に達した。

                         (「人民網日本語版」より)2003年5月12日