中国、アジアに繁栄をもたらす=シンガポール貿工相


 新華網大連7月22日発 楊栄文シンガポール貿易工業相は22日、アジア欧州閣僚経済フォーラムでの記者の取材で、中国は迅速な発展と新しい理念でアジア経済に影響している。中国はアジアの繁栄をもたらすと語った。

 同氏の話によると、過ぎ去った10年間に、中国経済が年毎に9%成長し続け、全世界貿易額の増加額の半分ぐらいを占めたことはまれにみる現象だ。中国経済の高度成長は、中国政府が経済を発展させる決心とほかの国から借りた経験によるものだという。

 同氏の話によると、中国指導者はずっと経済の発展を重視している。中国政府は広範な租税制度、合理的な社会保障制度、全面的な医療システムの建設及び地域平和と安全の保障に力を入れている。このすべては今後数十年の中国経済の発展に有利な条件を創り出す。

 楊栄文氏の話によると、1997年のアジア金融危機を通じ、ますます多くの東南アジアの国家が中国の日々向上している国際競争力を認識している。2000年、中国はアセアンとの自由貿易メカニズムをつくることを提案し、地域内の相互信頼と互恵に基づく経済協力を促進し、東南アジアの長期安定と発展に有利だという。

 また、楊栄文氏の話によると、2001年、中国がWTOに加盟してから、ほかの国より更に大きな圧力を被っている。WTO加盟に関する協議の履行に良い成績を上げた。

 楊栄文氏は、中国が間もなく開催される世界貿易期間閣僚会議で更に重要な役割を果たし、新ラウンドの交渉の中でアジア諸国の目標を実現するために助力することを願っている。

                         新華網より 2003/7/23