アジア欧州財務相、新ラウンド交渉推進に協力


 新華網大連7月24日発 24日開かれたアジア欧州会合財務相会議で、アジア欧州25ヶ国及びEU委員会からの財務相と代表らは、緊密な協力で新ラウンドの多国間交渉を積極的に推進することに同意した。

 24日閉会したアジア欧州会合財務相会議で可決された「第五回アジア欧州財務相会議主席声明」によると、CANCUNで開催される予定のWTO会議が積極的な成果を上げることを確保し、2005年1月前に「広範的かつ均衡の協定」を達成するため、財務相らは、多国間交渉を積極的に推進することに同意した。

 EUを含めてアジア欧州会合の26のメンバーはWTOメンバー国に対し、更に大きな機敏性と責任感をもち、実質的問題についての交渉に積極的に参加し、CANCUN会議が開催される前に農業、非農産物の市場アクセス、知的所有権と公共保健など十数の問題について必要な方策を定めるよう呼びかけた。

 呂福源中国商務部長の24日の話によると、同会議はCANCUN会議に対し、アジア欧州会合のメンバーが新ラウンドの交渉を積極的に推進し、支持するシグナルを出したという。

 2001年11月、WTOはウルグアイ会合に継いで新ラウンドの多国間貿易交渉を発足させた。計画どおり、2005年1月1日前に交渉を終えるが、農産物に関する相違が大きく、また発展途上国が関心を寄せている公共保健の問題が効果的に解決されていないため、新ラウンドの多国間貿易交渉は予想どおりはかどらなかった。今年9月、WTOはメキシコCANCUNで第五回閣僚会議を開き、新ラウンドの貿易交渉について評価する予定。

                    新華網より 2003/7/25