『悪魔の飽食』、中国で公演

 

森村誠一氏が原詩を、池辺晋一郎氏が作曲を担当した混声合唱組曲『悪魔の飽食』コンサートが8月25日、池辺氏の指揮のもと北京音楽庁で開かれた。このコンサートが中国で開催されたのは、1998年以来2回目。『悪魔の飽食』は、中国侵略期間、旧日本軍の七三一部隊が中国人やアジアの人々に対して行ったさまざまな戦争犯罪を明らかにし、日本人の歴史に対する深い反省や日中の平和友好を心から願う気持ちを表現していて、多くの中国人観衆を引き付けた。

ある観客は、「この日本の友人が創作したコンサートは、歴史を反省する気持ちと平和を熱愛する精神に満ちており、彼らは日本社会の正義と進歩の力量を代表している。中日の人民が、うつくしい未来をともに築くことができるよう希望する」と感想を述べた。

『人民中国』インターネット 2005/09/04