曹妃甸工業区
 

曹妃甸は、ラン河の河口に形成された帯状の砂の島である。面積は22平方キロ、陸地との間に450平方キロメートルの浅瀬があり、簡単に埋め立てて土地造成をすることができる。島の前方500メートルに、水深25~36メートルの深い海溝がある。この得がたい地理的条件によって、曹妃甸は「ダイヤモンド級の天然の良港だ」と称えられている。

交通が便利で、北京と220キロ、天津と120キロしか離れていない。北に80キロ行くと、河北省の重要な工業都市である唐山市がある。国際的な海運の面では、日本の長崎まで680カイリ、神戸まで935カイリ。

2005年10月、曹妃甸工業区の開発工事が始まった。現在までに310平方キロの工業区内に、電気、水、道路などのインフラ建設が完成し、一部のバースでの海運も始まった。今後5年間に、1500億元を投資して、引き続き建設工事を完成し、ここを近代的な製鉄、石油化学、装置製造、物流が主導する、中国北方の重要な港湾と重工業基地とする。

河北省唐山市曹妃甸工業区招商合作局によれば、曹妃甸は外国の企業の進出と開発を歓迎しており、とくに近隣である日本と韓国の企業を歓迎している。外資系企業に対しては、土地や税収での特恵政策を実施する。

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