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家も指輪もありません「裸婚」に賛否両論

 

結婚するのに家も車も買わず、結婚指輪もない。場合によっては結婚式も挙げず、ハネムーンもない。婚姻登記所へ行き、9元を支払って結婚証書を受け取るだけ――こんな結婚を「裸婚」と呼ぶ。

最近、ネット上で「裸婚」に関する書き込みが人々の注目を集めている。書き込みには、都市で働く地方から来た恋人同士が、もとは住宅を買って父母といっしょに住むはずだったが、住宅が買えなくなり、仕方なく「裸婚」するほかはなくなったと書かれていた。このネットの書き込みは、大都市で狭い家で我慢し奮闘している「80後(1980年以後に生まれた世代)」の辛酸とやるせなさを示しているとともに、結婚のスタイルに対する人々の熱い議論を引き起こした。

「捜狐ネット」の調査によると、「裸婚」には43%の人が賛成し、47%が反対だった。別のネットの調査では、女性に比べ男性がより「裸婚」に賛成している。「裸婚」に反対する人は、一定の物質的基礎がなければ、結婚しても幸せになれないと考えている。

また「裸婚」をした人々の多くは、経済的理由だとしているが、決まりきった結婚の形式がいやだったからという人もいる。あるネットユーザーは「結婚披露宴は、面子のための巨大なる工事のようなもので、人力と財力を無駄にするものだ」と言っている。

 

人民中国インターネット版 2010年2月

 

 

 

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