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内蒙古自治区生態保護紀行(二)

四十里梁鎮:小さな「檸条」が生態と経済における利益と効果を実現

 

文・写真=段非平

四十里梁鎮の「檸条」原料林

四十里梁鎮は、内蒙古自治区オルドス(鄂爾多斯)市杭錦旗東南部に位置し、当地の水資源は乏しく、土壌は砂が主であり、自然条件は劣悪である。全鎮の2000戸余りの農牧民は、収穫効率の低い乾燥した土地むけの農業で生計をたてており、生活は貧困のなかにある。頻繁な開墾は、原植生の広い面積にわたる破壊を招いており、砂漠化が深刻である。

劣悪な生態環境を根本から改善するため、1980年代より、杭錦旗政府は、全面的な「耕地を林に戻す」プロジェクトを開始しており、植樹の品種として、生命力が非常に強い「檸条」を選んでいる。

記者にむけ自分の「檸条」林の状況を説明する何祥仁さん
「檸条」は、乾燥、寒さ、高温に耐え、砂を固定化し、造林するにあたり、我が国において重要な潅木である。檸条は、防風、砂の固定化だけでなく、水土を守り、土壌を改善するほか、飼料ともなり、豊富な栄養を含む枝、葉、花、実、種子は、家畜を養うものとなり、それは天然の草原を回復させるにあたり有用である。このほか、優良なグリーン肥料、薬材、燃料となり、比較的高い経済価値を持つ。2009年の末まで、四十里梁地区の「檸条」の作付面積は、120万ムー(1ムーは、6.667アール)に達し、植生のカバー率は90%となっている。

「檸条」は、砂漠化する環境を改善するだけでなく、土地の人々に経済的効果と利益をもたらしている。59歳の何祥仁さんは、記者に対し、「以前、私は穀物を植えていましたが一年の収入は1000元でした。現在では、“檸条”を売るだけで4000~5000元の儲けになり、“耕地を林に戻す”プロジェクトからの補助金が毎年1ムーにつき160元あり、我が家には耕地が50ムーあります。また私と妻には、養老補助があり、毎月一人200元になり、そのほかの補助、福利を加えると、1年の収入は、15000元あまりになり、この数年、暮らしはほんとうに良くなりました」という。

四十里梁の「檸条」原料林の建設は、当地の生態環境と農牧民の生活を大きく改善し、生態および経済における効果および利益の二つの豊作といえる。

 

人民中国インターネット版 2010年7月17日

 

 

 

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