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(2) チャンスは大都会だけではない 地域経済の急速な発展により二級、三級都市の魅力が増す
場面
今年27歳の劉志剛さんは、大学卒業後7年であり、北京、東莞、武漢、三門峡など多くの土地での就職経験を持つ。
2004年、土木工程を学んだ劉志剛さんは、武漢工業大学を卒業後、そのまま北京に「打ってでた」。「当時は、大都会で大事業に取り組むのだと思い、北京のような大都会のみ、チャンスが転がるステージなのだと思っていた」と劉さんは振り返る。
けれど、しばらくすると、その情熱は失われた。「創業の困難がいやだというのではないのだが、ただ北京では、発展し芽を出す望みが少なすぎる。犠牲にするものと得るものがあまりにかけ離れている」。2008年、劉さんは決心し、3年の奮闘を続けた北京を去った。
広東の東莞の不動産会社でしばらく過ごしたのち、2009年、劉さんはまた武漢で建設会社の設計師の仕事に就き、月給は4000元だった。「会社の業務は主に中部地区だった。ここ数年、国家の中部地区に注ぐ力は大きく、大型建設のプロジェクトは多く、ここでの発展の前途は、北京に劣らない」
2009年後半、会社側は、三門峡市のあるプロジェクトにいく意思はないかと劉さんに打診してきた。劉さんはすぐに同意した。「ここ数年の経験は、チャンスは大都会のみでないと分かった。もし能力を発揮できるなら、若者はどこへだっていくべきだ」と劉さんは記者にいう。
現在、劉さんは、三門峡での仕事が1年を過ぎたところであり、月の収入は7000元以上である。「いまの目標は、工事現場のすべての工程に習熟し、一日でも早くプロジェクトの責任者となること。そうすれば1万元以上の収入は問題ない」
専門家の分析
武漢のほか、最近では、鄭州、西安、成都などの多くの二級ランク、三級ランクの都市が次々と立ち上がり、経済規模、インフラ建設にせよ、都市の管理、創業の環境などにせよ、みな急速に発展の軌道にのっている。
長期にわたり、我が国の経済発展に注目してきた許召元氏は、このような二級ランク、三級ランクの都市の急速な成長は、区域経済の発展によるものだとみる。過去の長い一時期、我が国では地区間の経済発展のレベルに著しい差異があり、特に北京、上海、広州といった一級ランクの都市の発展レベルは明らかに他都市を上回り、またその差異は拡大の傾向にあった。けれど、今世紀に入り、特に2004年以来、このような趨勢は転換をみせている。一つの面は、国家が多くの区域発展政策を打ち出していることである。例えば、西部開発、東北振興、中部振興などの戦略であり、それは多くの二級ランク、三級ランクの都市を成長させている。また一方、多くの一級ランクの大都市は、土地と環境の受容能力の制約に面しており、一部の労働密集型産業は、他地区へ移転している。そのほか、我が国の中部地区の資源ストックは比較的豊富であり、近年の資源価格の絶え間ない上昇は、資源が豊かな第二ランク、第三ランクの都市の発展を促進している。
経済発展レベルの上昇は、仕事面でのチャンスを増やし、生活条件は改善され、収入レベルは上昇する。二級、三級ランクの都市は、人材に対し大きな魅力を持つ。
任遠教授は、人材の二級、三級ランクの都市への流入は、また区域経済の継続的な速い発展を推進する、と語る。
任教授によれば、過去、人口は一級ランクの都市に過度に集中しており、二級、三級都市は人材の吸引力が不足している。任教授の2005年のある研究によれば、長江デルタ地区の65%以上の大学本科卒業生、95%以上の大学院卒業生が上海、南京、杭州に集中しており、蘇州、寧波などの新興工業都市は、非常にきびしい人材不足の状況にある。全国のほかの地方も同じ状況である。全国的な範囲での人材の二級、三級ランクの都市への流動は、不足を補い、人材の合理的分布を促進する。
人民中国インターネット版 2010年8月6日
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