青海玉樹で大雪被害、救援隊による災害対策と家畜保護進む

2019-02-13 13:49:35

 

青海省玉樹蔵族自治州ではこのところ、広範囲にわたる大雪が頻繁に生じており、一部地域では積雪が45センチメートルに達し、全自治州の15県はいずれも程度の差はあるものの大雪による被害に見舞われている。特に雑多県と曲麻莱県では最も深刻な被害を受けている。各当局は緊急援助を手配し、各方面の力を速やかに結集させ、幹部と市民が一致団結して困難に立ち向かっている。人民網が伝えた。

青海省農業農村庁、省民政庁、省交通運輸庁などの関連当局は、「玉樹州災害対策家畜保護作業調整会議」を緊急招集し、ただちに作業チームを立ち上げて現場に派遣し、災害救助活動の指揮に当たらせた。現地に赴いた作業チームは、災害状況の調査、飼料の調達運搬、被災者のケアなど各種措置を講じ、24時間全天候型シフト制日報制度を実行し、被害を最小限にとどめることに尽力している。

省交通運輸庁は、被災地救済のための道路通行を確保するため、掘削機2台とホイールローダー18台を調達投入して道路の安全確保に努めている。現在までに延べ310万立方メートルの除雪作業を完了し、除雪と通行の安全確保を行った道路の総長は2439キロメートルに達し、玉樹につながる州道と県道は全て通常走行が可能となっている。雪と暴風による第二次積雪に見舞われた一部制度村の道路峠区間を除き、その他の制度村の道路は全て、全面的に通行が再開している。

玉樹州牧畜獣医ワークステーションの宋仁徳所長は、「今のところ、降雪状況は安定しており、飼料はほぼ目的地に運搬されている。現在、雑多県、治多県、曲麻莱県、称多県の一部郷鎮道路では、通行再開に向けて作業中で、死んだ家畜の無害化処理と疫病発生コントロールなどの作業も進められている」としている。

「人民網日本語版」 2019212

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