扎木紅楼 歴史の記録、精神の伝承

2019-03-27 14:41:46

 

チベット自治区林芝市波密県委員会の庭に、3棟の1953年のソビエト建築を模倣した木造建築がある。全体が赤いことから、地元で「紅楼」と呼ばれている。扎木(波密の旧称)中心県委員会の設立後、紅楼は県委員会の事務所兼宿舎になった。紅楼はかつて、有名な「扎木保衛戦」の指揮センターとして大きな役割を果たした。

紅楼に展示されている写真と物品には扎木県職員の多大な努力が凝縮されていると言える。解説者の張慶沖さんは記者に対し、20183月から、扎木県は職員を全国各地の図書館、公文書館、党史事務局などに派遣して資料を集めただけでなく、歴史の証人と事情に詳しい人を訪問したと紹介した。今年2月末時点で、彼らは200人以上の歴史の証人と事情に詳しい人を訪問し、2400万字の関連資料を探し、8部の書籍および昔の手稿、50点あまりの実物、800枚以上の古写真を収集した。

 

紅楼の全貌

 

展示は4つの部分に分けられ、左から右に順に波密県の解放、19511955年の発展状況、19551959年の発展状況、1959-1979年の発展状況を紹介

 

展示ホールの一角

 

現在の紅楼には展示パネルと展示品があるほか、プロジェクターと模型を使って「扎木保衛戦」も紹介している

 

プロジェクターに映し出された「扎木保衛戦」の再現映像

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019324

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