生態中国、緑が満ちる美しい山西省

2019-05-20 13:40:41

 

201796日にドローンで撮影された山西省永和県黄河乾坤湾。

 

山西省は黄河の東、太行山の西に位置することからその名がつけられた。民謡「人説山西好風光」は、山西省の美しい風景を歌い尽くしていない。有名な壷口瀑布は、その力強く轟く雄大な風景で人々を驚嘆させる。2000年以上の歴史を持つ大同市は中国第1期の歴史文化名城の一つに選ばれている。かつては石炭のみの単一的な産業構造により、生態環境が大きく損なわれた。大同市の人々は植樹活動を数十年続け、グリーンプロジェクトを築き生態環境改善、防風砂防の障壁にしている。現在の大同市は「村の周りに林があり、街道に木が植わり、庭に果物があり、窓を開けると緑が見え、外に出ると林が見える」という新たな「緑都」になっている。黄河の川下に位置する運城市には総面積132平方キロメートル弱の塩湖がある。塩湖周辺の生態環境が近年持続的に改善され、緑化面積が拡大を続けている。山西省は近年、呂梁山生生態脆弱区、環京津冀生態障壁区、重要水源地植物回復区、通路沿線緑化区を主戦場とし、毎年400万ムー以上の造林を行っている。林業の生態建設が顕著な成果を手にしている。呂梁山は「グリーン攻略戦」を全面的に開始した。山西省と内蒙古自治区の境界、毛烏素砂地の縁に位置する朔州市右玉県の解放初期の森林率は0.3%未満だったが、生態環境を改善するため植樹造林に取り組み続けた。今や2000平方キロメートル弱の荒れ果てた辺境の高原が、緑の海に奇跡的に変身した。

持続的な生態修復により、山西省の森林率は新中国成立初期の2.4%から20.5%に上がっている。山西省の壮大で美しい自然風景が、多くの観光客から注目を集めている。

 

2018年3月22日にドローンで撮影された山西省吉県の黄河壺口瀑布。

2017年5月17日にドローンで撮影された大同市博物館(前)、美術館及び周辺の風景。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019519

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