8年の奮闘の成果 1億人の貧困脱却が実現

2021-02-25 11:11:12

中国は過去8年間で貧困県832カ所と貧困村128000カ所の貧困問題を撲滅し、現行の基準において、農村地域の貧困者たち約1億人すべてが貧困脱却を実現しました。新しい時代における貧困脱却目標の期限通りの達成は、貧困撲滅史上初の偉大な実践と言えるでしょう。

中国国家農村振興局の夏更生副局長は、「中国は絶対的貧困と地域的な貧困問題の解決に成功し、国連の『持続可能な開発のための2030アジェンダ』が定めた2030年までに貧困を撲滅するという目標を10年早く実現した。このような短期間で貧困を撲滅できた国は世界に他にない」と語りました。

この8年間、各村では第一書記たち計300万人以上と駐在スタッフたちがそれぞれの貧困村に深く入り込み、村と社会全体の貧困扶助の力とを結びつけてきました。その結果、貧困地区には巨大な変化が生まれました。

 

湖南省花垣県十八洞村の施金通さんは「人々はより自信を持てるようになり、やる気に満ちている。今後の発展にも期待している」と語った。

 

四川省涼山州昭覚県三河村で牧畜産業の代表を務める鄭吃合さんは「今後はより多くの農家を率いて、『烏金豚』の養殖を頑張りたい」とコメントした。

 

貴州省黔西県化屋村「貧困扶助工房」のろうけつ染めデザイナー彭芸さんは「ミャオ族の産業をより力強く広げたい」と希望を語った。

 

貧困脱却はゴールではなく、新しい生活と新しい努力のための出発点です。第14次五カ年計画(20212025年)へと向かう中国はいま、貧困状態への逆戻りを防ぐための健全化システムの構築に取り組んでいます。引き続き貧困脱却の着実な展開を推し進め、貧困脱却の成果を農村振興と効果的に結びつけることで、農村振興の壮大で美しい絵巻を描いていきます。(CRI日本語/とんとん、謙)

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