1本のケーブルが示す環境に優しい答え

2026-08-31 14:05:00

  

陝西省銅川市耀州区にある築年数の古い集合住宅「桃管局家属院」の地下に、全長300メートルの「環境配慮型電力ケーブル」が敷設されている。それは環境に配慮した技術と住民の暮らしを支える電力サービスを巡る物語を語っている。 

 

桃管局家属院は早くに建設されたため、インフラが脆弱で、これまで単一電源による電力供給を採用していた。そのため、一度故障すると停電が起こりやすかった。今年6月、国網銅川市耀州区供電公司は電力供給の信頼性を高めるため、二重電源化の改修工事に着手し、集合住宅には新型の「環境配慮型電力ケーブル」を導入した。これは陝西電網で初めて採用された10キロボルトのリサイクル可能なポリプロピレン製環境配慮型電力ケーブルであり、国網陝西電科院が主導して開発し、西安交通大学電気学院と共同で技術開発に取り組んだものである。 

 

電力スタッフが施工現場の状況を確認・検討している 

 

従来の電力ケーブルは、絶縁層を一度製造すると再利用することができなかった。一方、新型ケーブルには熱可塑性材料が使われており、製造工程で高温処理を必要としないため、エネルギー消費が少なく、環境への負荷も小さい。ケーブルが廃棄される際には、内部の銅芯と絶縁層をともに完全に回収でき、廃棄物や資源の浪費を根本から減らすことができる。 

 

老朽化した集合住宅の電力網改修では、きめ細かな施工管理能力が問われる。桃管局家属院は敷地内の道路が狭く、大型の施工設備を搬入することができない。そこで施工チームは繰り返し現地調査を行い、一つ一つの工程を綿密に計画し、停電の回数と時間をできるだけ抑えた。そのため、住民は改修工事の影響をほとんど感じることがなかった。工事完了後、集合住宅の電力供給の安定性は大幅に向上した。さらに、この新型ケーブルはより多くの電力を送ることができ、耐久性にも優れているため、集合住宅全体の電力利用がより安定して保障されるようになった。 

 

ケーブルマンホール脇で、電力スタッフが施工の進捗状況を現場で確認している 

 

今回の試みは、陝西省の電力部門が研究室で生まれた新技術を実際に人々の暮らしの場へ導入するための重要な一歩である。同時に、材料技術を手掛かりとしてグリーン転換を推進し、「ダブルカーボン」目標の実現を後押しする陝西省の電力部門による重要な取り組みでもある。 

 

「リサイクルできるケーブル」が老朽化した集合住宅に敷設されたことで、住民の暮らしが改善されただけでなく、電力業界全体の低炭素化に向けた転換に応用可能な経験も蓄積された。銅川から始まった、陝西電網のグリーンな歩みはさらに広がり続けている。 

(李洋) 

  

  人民中国インターネット版 

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