西園寺一晃 人類史上初の「平和的大国」

 

今日中国は建国70周年を迎えた。この70年間は紆余曲折、波乱に満ちたものであったが、主流は輝かしい進歩と発展の道のりであった。中国は建国後間髪を入れず、各分野の社会主義改革行い、封建軍閥の長期支配と列強の侵略による国土の荒廃から立ち直り、復興と発展の軌道に乗せた。特に改革開放以降の発展は、人類史上例を見ないようなスピードと規模であった。その急速な発展の中で生じた「副作用」も、習近平指導体制の下で、克服しつつある。現在中国をめぐる国際情勢は複雑で、厳しいものであるが、習近平主席が述べているように、中国は今後も改革開放路線を堅持し、多国間協力路線を堅持し、多くの国々と協力し、「共に利益を得、共に勝利する」の原則の下に、人類運命共同体の理想に向かい迷うことなく突き進むであろう。

あと10年から20年の努力で、中国は名実ともに大国、強国になるだろう。中国にはその決意と潜在力、団結力がある。古くはローマ帝国から、新しくは冷戦崩壊までの米ソまで、人類の歴史において、多くの大国、強国が出現した。どの国も必ず覇権主義を振りかざし、他国を侵略した。近い将来、中国は必ず名実ともに強大な大国となる。その時、中国が覇権主義をやらず、他国を侵略するような事をやらなければ、人類史上初めて地球上に「平和的大国」が出現することになる。その決意を、習近平主席が全中国人民を代表して、全世界に宣言したと思う。

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850