IOC「北京冬季五輪の施設は未来の遺産に」 出場女性選手は過去最多

 北京冬季五輪と国際オリンピック委員会(IOC)は今月7日、記者会見を開き、新型コロナウイルス対策や試合スケジュール、ジェンダーバランスなどについて発言した。IOCのスポーツディレクターを務めるキット・マコーネル氏は、「北京冬季五輪の施設の状況に満足している。北京冬季五輪開催の成功により、さらに多くの人がウィンタースポーツを体験するようになるだろう」とした。

 またマコーネル氏は、「北京冬季五輪の各種施設が素晴しいことを認めざるを得ない。全ての施設が順調に運営されており、とても満足している。これは五輪の遺産であるだけでなく、中国のウィンタースポーツにとって真の遺産となるだろう」との見方を示した。

 中央テレビニュースの7日の報道によると、マコーネル氏は、「ここ(北京、張家口、延慶)で、練習と試合を経験した一部の一流選手は、国際競技連盟連合(GAISF)に対し、『練習場や試合会場は素晴らしい。人工雪も素晴らしい。それらは、試合で良い演技を見せるためにとても重要』と評価している。IOCは今後数年、中国が世界に伝えたウィンタースポーツの意義を感じることになるだろう」と語った。

 また、マコーネル氏は、「2018年の平昌オリンピックと比べると、北京冬季五輪の女性選手の割合は41%から45%まで向上し、その数は過去最多となった。中国代表団は、出場選手のジェンダーバランスをできるだけ取るよう取り組んでいる。これは、非常に素晴らしい成果だ。新しい種目が増えるたびに、女性の出場枠も増えることになり、その影響が世界に波及する。今回の冬季五輪を通じて、さらに多くの若者がウィンタースポーツを体験するようになることを確信している。これは五輪の無形の遺産だ」としたほか、「国際オリンピック委員会アスリート委員会(IOC AC)は今月6日夜に、新型コロナで隔離されている選手とすでに通話し、これらの選手が1日も早く競技に戻って来ることを願っている」とした。

 北京冬季五輪は今月4日に開幕し、20日に閉幕する。各競技は、北京ゾーン、張家口ゾーン、延慶ゾーンにある中国国家体育場や国家アルペンスキーセンター、国家クロスカントリースキーセンターなどで行われている。(編集KN)

「人民網日本語版」2022年2月10日

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