習近平主席、マクロン仏大統領と会見

 

中国の習近平国家主席(左)は24日、フランスのニースで同国のマクロン大統領と会見した。(ニース=新華社記者/鞠鵬)

 

【新華社ニース3月25日】中国の習近平(しゅうきんぺい)国家主席は24日夜、フランスのニースで同国のマクロン大統領と会見した。彭麗媛(ほうれいえん)夫人とブリジット夫人も出席した。

習近平氏は次のように強調した。当面の国際情勢や両国関係には大きな変化が生じているが、いくつかの点は終始変わっていない。一つ目は中国の中仏関係に対する重視で、中国は一貫してフランスを優先的な協力パートナーと見なしている。二つ目は、両国の平和、発展、公平、正義に対する共同追求で、双方は国際的実務において多国間主義を断固守り、保護主義や一国主義に反対している。開放型世界経済の構築に力を注ぎ、人類共通の課題に協力して対応している。三つ目は、両国間の協力互恵ウィンウィンの属性で、中国の持続的な発展と開放拡大は両国に一連の新たな協力のチャンスを生み出し、より幅広い協力空間を提供しようとしている。

習近平氏はさらに次のように指摘した。中仏関係が健全で安定していることは、それぞれの長期的な発展にとって重要な意義があり、世界にも大きな影響を与えるだろう。双方は新たな協力領域を絶えず模索し、新たな協力の成長分野を育成し、合意した「一帯一路」共同建設と第三者協力プロジェクトを早期に実施し、実際の効果が出るように推進しなければならない。中国はフランスと共に、国連問題や世界貿易機関(WTO)改革、気候変動などの重大な問題で、引き続き戦略的意思疎通と協調を強化していきたい。

マクロン氏は次のように述べた。昨年の訪中は大きな成功を収め、とてもうれしかった。この1年余り、両国は私と習近平主席が達した重要な共通認識を絶えず実行に移し、経済貿易、科学技術、文化などの分野での交流と協力を力強く推進してきた。フランスは「一帯一路」構想に注目し、これを重視している。フランスは中国を重要な戦略的協力パートナーと見ており、中国が気候変動などの国際問題で重要な役割を果たし、貢献していることを称賛している。中国と共に、戦略的意思疎通と協力を一層緊密にし、両国の全面的戦略パートナーシップの牽引的な役割を発揮し、多国間主義を守り、世界の平和と繁栄を促進していきたい。

 

中国の習近平国家主席は24日、フランスのニースで同国のマクロン大統領と会見した。彭麗媛夫人とブリジット夫人も出席した。

写真は記念撮影に応じる習近平主席(左から2人目)、彭麗媛夫人(左端)、マクロン大統領(右から2人目)、ブリジット夫人。(ニース=新華社記者/謝環馳)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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