「千億画素で中国を見るー都市と人」テーマ展、ローマで開幕

 

 

習近平国家主席のイタリア訪問期間である現地時間22日午前、「千億画素で中国を見る――都市と人」テーマ展がローマで盛大に開幕した。

中共中央宣伝部の蒋建国副部長、イタリア文化財文化活動観光省のドリーナビアンキ元副大臣、元駐中国イタリア大使でイタリア現代中国研究センター長のAlberto Bradanini氏、中国外文局の杜占元局長が開幕式に出席し、挨拶した。開幕式は中国外文局副編集長、中国報道社社長の陳実氏が主宰し、中国及びイタリアの文化芸術デザインメディア関係者ら200人余りが出席した。

 

挨拶に立つ中共中央宣伝部の蒋建国副部長

 

中共中央宣伝部の蒋建国副部長は挨拶の中で、「中伊両国の人文交流が途絶えることなく続いている。中国人はイタリアに親しみを持っており、イタリア人も遠い東洋の中国に特別な想いを抱いている。今回のテーマ展が中伊都市文化交流の深化を促進し、ローマやミラノのように、イタリアの人々に中国の北京や上海を覚えてもらうことを願う」と述べた。

 

挨拶に立つイタリア文化財文化活動観光省のドリーナビアンキ元副大臣

 

「イタリア人の中国への注目が近年増している。中国側によるこのテーマ展は、イタリアが中国への認識と理解を深める一助になる。習近平国家主席がイタリア訪問を開始したが、双方の協力がこれから新たな段階に上がることを願う」と、イタリア文化財文化活動観光省のドリーナビアンキ元副大臣が述べた。

 

挨拶に立つ中国外文局の杜占元局長

 

中国外文局の杜占元局長は挨拶の中で、「今年は中伊包括的戦略的パートナーシップ構築15周年だ。両国のハイレベルの交流が密接で、経済貿易人文など各分野の協力が日増しに深まっている。今日のテーマ展は両国民の理解と人文交流の促進に寄与する」と述べた。

 

イベントの現場

 

今年は新中国成立70周年だ。テーマ展は200枚以上の写真に、現代科学技術の手段と実物模型を補助として添えた。建国初期改革開放新時代という3つの重要な節目を選択し、中国の代表的な都市の発展の移り変わり、そこで生活する中国人が夢を叶えようと奮闘する精神を表現した。今回のテーマ展は中国国務院新聞弁公室、駐イタリア中国大使館、中国外文局が共催し、今月26日まで続く。

テーマ展は3つに分かれる。1つ目は「都市発展」というテーマで、北京市、上海市、深セン市、長沙市、西安市、三亜市などの中国を代表する大都市の、新中国成立以降の発展の移り変わりによる集団的台頭を集中的に展示。現場では大型LEDディスプレイにより1950億画素の上海フルパノラマ写真が展示され、一大特色となった。来場者はタッチすることで写真を拡大縮小し、中国経済の中心地上海の細やかな美を近距離で実感できる。同時に展示された北京中軸線模型は、高画質VR体験と楽しむことができる。2つ目の内容は現代中国人の一般的な生活を焦点とし、日常的なシーンの数々を通じ、新中国成立以降の国民生活の水準に生じた大きな変化を示す。3つ目は中国とイタリアの経済貿易人文交流に焦点を絞り、両国の友好を物語る。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019325

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