故宮養心殿文物精品展が安徽博物院で開催

 

 

716日、安徽博物院と故宮博物院が共同で開催する「故宮養心殿文物精品展」が安徽博物院新館二階の臨時展示ホールで正式にスタートした。明清代の皇帝の住まい、政務処理所、さらには紫禁城で最も神秘的で注目される宮殿の一つである「養心殿」が、安徽博物院に「巡幸」というニュースは、多くの観光客の注目を集めた。開館時間にならないうちから「養心殿」の入り口には、一目見んとばかりに多くの人がチケットを握りしめて行列を作った。

入ってすぐ目に飛び込んでくるのは、雍正帝の筆になる「中正仁和」の扁額である。養心殿正殿の明間は皇帝が日常、大臣を呼んで政務について討議したり、官僚や外国の使節に謁見したりする場所であった。明間はこの扁額のために、「中正仁和殿」とも呼ばれている。

養心殿は清朝の内政外交、そして皇帝の崩御、権力者の交替などの重大な歴史的事件を見届けてきた。最大限にこれを保護するため、2015年から、養心殿は建設されて以来100年ぶりに最も全面的な研究性保護修繕工事が行われ、今回の安徽博物院の展示は、故宮養心殿中国巡回展の第6弾であった。(文=陳欣然  写真=符秀雲)

 

 

 

 

人民中国インターネット版 2019719

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