日本のYSC协同组合が中国への医療物資支援に奔走

 

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)発生直後の1月末、日本のYSC協同組合(以下YSC)は四川省内江市にマスク4万5千枚を寄贈した。中国各地では以降もCOVID-19に力を合わせて勇敢に立ち向かってきたが、マスクなどの医療物資不足は深刻で、2月に入ると中国国内でマスクを購入することはほぼ不可能となった。

江蘇德江建設有限公司は、ウイルスと闘う最前線に寄付するためのマスク購入のために懸命に奔走していたが、いよいよマスクの欠品が深刻になったことに焦燥感を高めていた。そんな時に目にしたのが、YSCが四川にマスクを寄贈したというニュースだった。そこで四川省外事弁公室を通してYSCにコンタクトを取ったところ、「日本と中国は一衣帯水の隣国です。隣国の災難に手を差し伸べない理由はありません」との即答を得た。日本でも医療物資の欠品が続くなか、YSCはマスク製造元を直に当たって1万枚の高性能マスクを200万円で買い取り、江蘇德江建設有限公司に向けて2月18日に発送した。

発送を担当した中国の大手物流会社の日本支社・SFジャパンによると、YSCは医療物資を、寄贈や卸値という形で中国に向けて頻繁に送っているという。「YSCの医療物資輸送は完全に手弁当。私たちスタッフも感動しています」とSFジャパンの担当者は語る。(文・写真=四川省外事弁公室提供)

 

 

マスクの在庫確認を行うYSC協同組合の山形光理事長

 

人民中国インターネット版 2020年2月21日

 

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