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文・写真=馬島由佳子
北京市内で外国人や観光客、若者でにぎわうおしゃれなエリアといえば「三里屯」。三里屯北通りを歩いていると鮮やかな黄緑色の建物が通行人の目を奪う。吸い込まれるように中に入ると、そこには中国アートの世界が広がっていた。この建物は「瑜舍」(オポジットハウス)。三里屯路11号院1号楼に位置する現代的なホテルだ。1階部分は吹き抜けの中国アートギャラリーになっており、宿泊客だけでなく通行人も立ち寄って楽しめる空間になっている。このギャラリーには国内外で活躍する中国の芸術家10名の作品が展示されている。
湖北省出身の芸術家、李暁峰さんの作品を興味深げに写真撮影している人もいる。その作品名は『北京の記憶』。青花磁器製のチャイナドレスと中山服だ。窯跡に落ちていた明・清代の青花磁器の破片を集め、これを細い針金でつないで完成させた。李さんの作品は「着用できる芸術品」でもある。
ギャラリーの一角には透きとおるような感覚の美しい皇帝の礼服(龍袍)が飾られていた。こちらは山西省出身の王晋さんの作品『中国の夢』。ポリ塩化ビニールのプラスチックを利用して制作された。宙に舞っているかのように展示されている龍袍の大きさは、高さ212cm、横幅175cm。
北京出身の芸術家陳慶慶さんの作品『KIMONO』は草で編んで日本の着物をイメージした作品だ。
「瑜舍」のギャラリーの中央スペースは3ヵ月ごとに展示作品が入れ替わる。観光や買い物途中に立ち寄って、中国の芸術家たちの力作を鑑賞する人々も多い。現代美術の新しいシーンを垣間見ることができる貴重なスペースとして評判だ。
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中央ギャラリーは3ヵ月ごとに展示作品が替わる |
王晋作『中国の夢』 |
人民中国インターネット版 2010年12月1日
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