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北京で2016中国言語サービス業大会・中国翻訳協会年次総会

 

文=王浩

大会開会式

 

あいさつする中国翻訳協会会長、中国外文局局長、中国翻訳研究院院長の周明偉氏

 

昨年12月23、24両日、北京で2016中国言語サービス業大会・中国翻訳協会年次総会が開催された。中国翻訳協会会長、中国外文局局長、中国翻訳研究院院長の周明偉氏が開会式に出席し、あいさつした。また中国翻訳協会副会長兼秘書長、中国外文局副局長、中国翻訳研究院執行院長の王剛毅氏が大会の基調講演をした。

 

基調演説を行う中国翻訳協会常務副会長兼秘書長、中国外文局副局長、中国翻訳研究院執行院長の王剛毅氏

 

今大会は「2016中国言語サービス業発展報告」「中国言語サービス業規画(2017‐2021)」および協会の初の団体標準を発表した。中国翻訳協会常務副会長の陳明明氏が開会式を主宰した。

 

発言する国家発展改革委員会西部開発司、「一帯一路」建設指導チーム弁公室

対外協調推進組副司長の翟東昇氏

 

今大会は「刷新・発展・標準化の確立」をテーマに「一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)」と言語サービス、「インターネット+」時代の言語サービス業の刷新・発展、言語サービス人材の育成と起業・刷新、言語サービスモデルの刷新・発展、言語サービスの標準化と信用システムの構築、言語サービスと権益保障等の議題について、検討した。

周氏はあいさつの中で、改革・刷新は社会組織発展の優先的なテーマであり、不可逆的な趨勢になっている、と指摘した。特に情報技術(IT)の発展は言語サービス業に全く新しく、巨大な発展の余地がある機会を提供している。言語業界は徐々に従来の発展モデルに別れを告げ、刷新が発展の原動力となり、クラウドコンピューティグ、ビッグデータ、人工智能(AI)等の新技術が言語サービス業界に無限の好機と試練をもたらしている、と述べた。さらに周氏は今大会が言語サービス業の将来的な発展に対する理解と認識を深化させ、改革・刷新という将来的な発展の方向を明確化し、言語サービス業の繁栄と発展を促すよう期待すると語った。

 

発言する中国標準化研究院院長の馬林聡氏

 

大会で発表された「2016中国言語サービス業発展報告」「中国言語サービス業規画(2017‐2021)草案」は、マクロからミクロに至るまで、中国の言語サービスが世界に向かい、世界に融け込み、世界に影響を与える道筋で直面する好機と試練について全面的に詳しく説明している。言語サービス業の発展趨勢に基づいて、同業界発展の前途と目標を提起し、中国言語サービス業の新たなプラン、新たな行動を打ち出した。中国翻訳協会初の団体標準「通訳サービス・翻訳サービスの要求基準」の発表は、団体標準を大いに発展させ、支持するという国の新たな情勢に順応したものであり、言語サービス業の規範化、標準化の確立を推進するものである。

 

中国翻訳協会は北京蘭台弁護士事務所と契約

 

大会は中国翻訳協会言語サービス法律コンサルティング・サービス・プロジェクトを起動し、「本土化入門ハンドブック」と「翻訳本土化とドキュメント組み版の品質評価スタンダード」等の協会スタンダードを発表し、また12分科会で豊富多彩なテーマをめぐって検討し、言語サービス法律コンサルティング等の多角的な交流活動を実施した。

今大会は今年の「第8回アジア太平洋翻訳フォーラム」に次いで、中国翻訳協会が主催したもう一つの大型の言語サービス業交流活動だった。政府関係各部門、言語サービスサプライヤー、言語技術製品サプライヤー、関連教育・育成機関、出版機関、言語サービス業組織、新興インターネット機関から300人余の代表が会議に出席した。

人民中国インターネット版 2017年1月4日

 

 

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