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頤和園所蔵の西太后の肖像画、鮮やかに修復される

 

4日、頤和園で。修復作業が完了した西太后肖像画の一般公開が開始された

頤和園とオランダの文化財修復専門家は4日、20世紀初頭にオランダの画家(Hubert Vos)が描いた慈禧太后(西太后、1835~1908)の油絵肖像画の修復に成功し、一般公開を開始したと発表した。同作品は頤和園が所蔵する数少ない油絵のひとつであり、修復で鮮やかな色合いがよみがえった。写実的なタッチではなく、西太后の要求に従い、当時70歳の西太后は若く美しく描かれている。「新京報」が伝えた。

頤和園の祝イ・副園長によると、同作品は、制作された当時の面影を1950年代頃から失い始めていたが、中国国内には油絵修復の専門家がきわめて少ないため、これまで修復は行われず大切に保管されてきた。しかし今回、オランダ・リンブルグ州文化財修復研究所が同画の修復に全面出資を申し出たことで、双方が合意に達した。

同研究所は5人の専門家チームを立ち上げ、まず同作品に対し数カ月間にわたるX線分析を実施、同時に最新のデジタル比較技術を利用、原画の対称性を参考に、右側の色あせた部分の修復を行った。修復作業は今年3月に20日近くかけて行われ、画面の強化、空いた穴の修復を行った後、最終的に新たな色が重ねられた。

 

「人民網日本語版」 2008年11月05日

 

 

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