8月6日~8日、姜世禄氏の書の作品展が北京の軍事博物館で開催された。姜氏は、幼少時から書を好み、漢隷書、篆書、楷書、行書、草書をおさめた。数十年にわたる芸術上の実践のなか、著名な書家からの薫陶と指導を吸収し、書によって古代の中華文明を解釈し、民間の切り紙や彫刻などの技法も書に融合させ、「文字のなかに画を見、画のなかに文字を見、美しく自然で伸びやか」な独特の風格をなし、人々に新鮮な驚きを与えた。代表作には、50メートルにおよぶ「中国の龍」がある。
姜氏は、軍人の出身であり、中国人の偉大な指導者である毛沢東主席への深い思いを持ち、毛主席の詩を特別に愛する。この30年来、姜氏は3000幅あまりの毛沢東主席の詩を書に残し、それは10メートル以上の40巻あまりとなり、なかでももっとも長いものは、篆書で記した「沁園春・雪」で、50メートルにおよぶ。そのほか、姜氏は唐詩、宋詞の書にすぐれ、これまでに500幅余りの作品があり、なかでも「琵琶行」や「長恨歌」は30巻あまりとなる。作品は内外人士に広く収蔵されている。
姜氏の筆名は「心月」、1934年1月生まれ、山東省海陽市出身である。現在は、中国書家協会名誉主席、国際中国書家協会主席、中国書画芸術研究院高級芸術顧問、中国潮文化研究院名誉院長を務める。
人民中国インターネット版 2010年8月11日
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