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国家地域戦略、「十二五」期間に全面開花へ

▽中部:「国家級計画」を待ち望む河南

 中部ももちろん、「成長スポット」が豊富な地域だ。国務院は1月22日、「安徽長江沿岸地帯産業移転模範区計画」を認可した。これは国内初の国家級産業移転模範区となり、産業の段階的移転」が正式に国家戦略として認められたことを意味している。国務院新聞(報道)弁公室は12月13日、国家が設立する9番目の総合改革試験区となる「山西省国家資源型経済転換総合改革試験区」の設立を発表した。

 現在、中部6省にも、総綱要である「中部地区発展計画」のほか、「長株潭(長沙・株洲・湘潭)都市群両型社会建設総合改革試験区」「武漢都市圏両型社会建設総合改革試験区」「ハ陽湖生態経済区・各省発展指導計画」など、数々の国家級地域計画がある。

 徐長楽氏は、「中部発展計画も大変重要なものだが、中部6省は、各省が独自に政策を進めているため、一体化は難しい」と指摘する。6省のうち河南省には、まだ国家級計画が無く、残念ながら全国経済の「穴」となっている。このような現状から脱却するため、河南は「中原経済区建設綱要」を制定・発表したが、現段階では国家戦略計画には組み入れられていない。

 【展望】 6省各都市群の競争激化

 中部6省「十二五」計画によると、安徽は合肥経済圏の建設を加速させ、山西は「一核一圏三群」の形成によって太原都市圏の発展を進める。また、河南は、中原都市群の発展を加速、湖北は「二圏一帯」全体計画を全面的に展開する。湖南は、長株潭(長沙・株洲・湘潭)を中心とし、長株潭都市群を重点とし、市(州)の中心都市を核心とし、県政府所在地や城鎮中心地をつなぎ目とした、大・中・小都市と小城鎮の協調的発展を実現する新都市システムを構築する。専門家によると、中部地域における今後5年間の競争は、各省の都市群間の競争になるという。

▽東部:長江デルタ地域計画、ようやく完成

 徐長楽氏によると、今年の地域経済計画の中で最も注目されたのは、何と言っても「長江デルタ地域計画」が承認されたことという。2005年に編纂がスタートした同計画は、実に「早いスタート」を切ったものの、他の地域に抜かれ、遅い完成(ゴール)となってしまった。

 国務院が今年5月24日に承認した「長江デルタ地域計画」では、「アジア・太平洋地域の重要な国際窓口」「世界重要現代サービス業・先進製造業の中心」「極めて強大な国際競争力を備えた世界レベルの都市群」といった同地域の戦略的位置づけが明確に行われている。徐長楽氏は、「多くの地域計画の中でも、長江デルタ地域の戦略的地位は最も重要であり、他の地域はとうてい肩を並べることはできない」とコメントした。

 「長江デルタ発展地域」が承認される以前に、東部では、「北部湾計画」「珠江デルタ地域計画」「海西区計画」「上海両中心計画」「遼寧沿海経済地区発展計画」「珠海横琴発展計画」「江蘇沿海地区発展計画」「山東黄河デルタ地域高効率生態経済区発展計画」「海南国際観光島の建設発展推進に関する国務院の若干の意見」など、10以上の発展計画が発表されている。

 【展望】 北京・天津・河北計画

 上海社会科学院都市化発展研究センターの郁鴻勝主任は、「2008年以降、地域を超えた指導意見や計画が続々と発表されている。全体的に見て、そのうち沿岸部の地域計画が約60%を占めている」と指摘した。「十二五」期間中、北京・天津・河北都市圏発展計画など、沿海部地域経済計画のいくつかは、国家戦略に昇格する可能性がある。山東省も「山東半島藍色経済区計画」の国家戦略入りを目指し尽力している。

 

 「人民網日本語版」2010年12月31日

 

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