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このほど中国鉄道部と米ゼネラル・エレクトリック(GE)はワシントンで「高速鉄道新型車両技術譲渡に関する覚書」に調印した。中国南車はGEとアメリカに合弁会社を設立し、アメリカに対して中国の高速鉄道技術を初めて譲渡する。
GEトランスポーテーション・システム部門の関係者は次のように述べた。「今回、我々と鉄道部は、南車傘下の青島四方機車車両股份有限公司が高速鉄道技術を譲渡し、新たに設立する合弁会社に新技術を導入することで合意に達した。また、双方は今後、地下鉄とライトレールの分野でも協力していく。」
消息筋によると、今回のアメリカへの高速鉄道技術譲渡プロジェクトの規模は、この前のイギリスへの譲渡プロジェクトの規模を上回るという。1月初め、商務部の高虎城副部長は、イギリスがロンドンからスコットランドまで開通する高速鉄道に関して、ドイツやフランスではなく、中国の技術を採用することを決定したと明らかにした。イギリス高速鉄道の予算は約500億米ドルだという。
これまでに南車とGEは内燃機関分野で協力しており、300台を越える機関車はすでに運営に投入されている。昨年12月、中国南車はGEと合弁会社を設立すると発表。双方が5000万ドルを出資し、それぞれ50%の株式保有で、アメリカにおいて高速鉄道建設プロジェクトを共同で進めている。
南車は今後、海外市場を開拓し、カルフォルニア州、フロリダ州、東部などの鉄道プロジェクトや砂漠を走る高速列車など、アメリカの高速鉄道プロジェクトへの入札を考えていることを明らかにしている。
関係者は次のように述べた。「今回の受注調印は、中国が高速鉄道のコア技術譲渡で合意したものの、詰めの協議においてはなおいくつかの争点がある。例えば、どの程度譲渡するのか、何が知的財産権に関わる製品なのかなどである。このほか、歴史的にみると、中米の貿易交渉はいずれも中国がアメリカからハイテク製品とその技術を導入するためであったが、今回は中国主導でアメリカに高速鉄道の技術と製品を譲渡する。これは中国の高速鉄道産業界における地位が高まっていることを意味している」
鉄道業界の専門家は次のように分析している。「今回設立する合弁会社は、フロリダ州とカリフォルニア州の高速鉄道プロジェクトに技術を提供する初のメーカーになると見られている。南車はアメリカの高速鉄道プロジェクトに参加する中国唯一のメーカーとして、同プロジェクトを利用して、その影響力を北米だけでなく、南北アメリカに広げようとしている。南車のもつ高速鉄道のコア技術は「ネットワーク制御システム」であり、アメリカはまだこの分野における確立した技術を持っていない。
これまでにも、GEトランスポーテーション・システム部門は南車傘下の成都機車車両有限公司と、50%:50%の持株比率で合弁会社を設立し、内燃機関車推進システムや部品などを共同で生産するという枠組み合意に調印したこともある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年1月25日
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