春節(旧正月、今年は2月3日)が終わり、企業の求人に人が集まらないという現象が深刻化している。山東半島の藍色経済区中心エリアに位置する山東省青島市では1万5千人、同威海市では1万1千人の労働力が不足している。ある消息筋によると、同省の十大職種では不足労働力が7万人を超えるという。中新社が伝えた。
同省人力資源・社会保障庁の黄麟英副庁長は15日に行われた両会(人民代表大会と政治協商会議)についての記者会見で、中新社の質問に答えて次のように述べた。春節の後、山東省に労働力不足の状況が存在することは確かだ。省の関連方面の予測によると、今年の春に各地で、特に東部沿海地域で労働集約型の企業やサービス業の労働力ニーズが高まるのに伴い、不足する労働力は20万人を超え、さらには労働力不足現象が内陸部に徐々に波及していくという。
黄副庁長によると、現在の不足労働力を労働力の構造別にみると、初級労働者は供給量全体の18.7%を占め、中級労働者は8.9%、高級労働者は2%で、技能型人材の構造は典型的なピラミッド型となっている。こうした不合理な人材構造では、高い技術を備えた人材に対する企業のニーズには対応できず、最終的には求職者の技術水準と企業のニーズとがかみ合わないため、求職者は仕事を見つけられず、企業も高い技術を備えた、ほしい人材を雇うことはできず、誰にもメリットがないということになる。
黄副庁長は企業の労働力不足現象を招いた主な要因として▽産業構造の調整により、沿海地域では1千元前後の賃金では吸引力がなくなったこと▽新世代の出稼ぎ農民労働者の間では自分自身の発展の意識や権利保護の意識が高まっており、企業の待遇や環境についてより厳しい要求もうち出すため、企業の労働力流出が深刻化していること▽企業の賃金の低さ、雇用環境の悪さ、管理の規範化の不十分さといった原因が、引き続き労働力不足や労働力流失の主な要因となっていること▽労働者の技能と企業の要求とがかみ合わないという構造的な問題--などを挙げる。
「人民網日本語版」2011年2月16日