| ここ最近、鉄道関連株が中国株式市場で目玉となっている。方正証券のレポートによると、「十二五(第12次五カ年計画:2011-2015年)」期間中、鉄道インフラ業界には発展および投資のチャンスがあり、業界全体の好景気は2020年まで続くという。今後、鉄道関連株から目が離せない。
高速鉄道の輸出に対する高期待
研究報告によると、北京・上海を結ぶ京滬高速鉄道は今年6月に開通予定だが、中国は今後数年間で「四縦(京滬線、京港線、京哈線、杭福深線)四横(徐蘭線、滬昆線、青太線、滬漢線)」の高速鉄道網を建設する予定だという。これにより、全国の輸送状況は一新され、経済の局面にも変化がでると考えられる。中国高速鉄道は世界にも広がっている。高速鉄道プロジェクトの提携も「技術導入」から「イノベーション協力、市場への共同進出」に変わっている。中国南車と中国北車は、「十二五」期間終了までに両グループの輸出総額がそれぞれの企業の営業利益の20%を占めるようになると予測している。
現在の国際市場価格が中国の鉄道車両の価格より30%高いという前提の下、方正証券は、中国南車と中国北車、両企業に対する鉄道車両の利益予想を大幅に高めることを明らかにした。
鉄道網建設、2010-2013年が投資のピークに
「十二五」期間中における鉄道ネットワーク建設に関して、鉄道部は「先進的で整備された鉄道網の基本的完成」を目標としている。2015年までに、鉄道全長を12万キロ以上にするという。5年間で3.5億元が投資される予定で、現在の鉄道網建設ペースからすると、2010-2013年が投資のピークとなり、その後、徐々にペースが落ちると見られている。
方正証券は、鉄道網建設により、鉄道網建設関連では、中国中鉄、中国鉄建、中鉄二局、橋梁建設関連では、隧道股フン、天業通聯、鋼鉄関連では、馬鋼股フン、包鋼股フン、建設資材関連では、時代新材、東方雨虹、新築股フン、回天膠業、宝利瀝青、中鼎股フン、電力設備関連では、特鋭徳、宝勝股フン、鼎漢技術などの企業が恩恵をうけるとしている。
鉄道車両への投資が激増
鉄道網建設が展開され、各高速鉄道の専用線が開通すると、高速列車と交流電気機関車のニーズが爆発的に高まり、鉄道車両の中でも、高速列車と交流電気機関車への投資が激増すると見られる。方正証券は、「十二五」期間中、鉄道インフラの主な投資先は鉄道車両建設関連が中心になるとの見方を示している。
鉄道車両建設への期待の高まりにより、車両建設関連では、中国南車、中国北車、北方創業、北方股フン、車輪関連では、太原重工、晋西車軸、天馬股フン、軸研科技、博深工具、部品関連では、時代新材、博深工具などが恩恵をうけると見られる。
部品、メンテナンス関連製品の買付に対する高期待
高速鉄道の運営が軌道に乗った後、高速列車のメンテナンスが必須となる。例えば、ボギー台車、車輪、アクスル、ファスナーなど、交換頻度の高い部品である。鉄道関連部品の買付量は市場の予測をはるかに超えると見られる。
鉄道部品の需要の高まりにより、太原重工、晋西車軸、天馬股フン、軸研科技、博深工具などが恩恵をうけると見られる。
情報化の5大システムにもチャンス
鉄道の情報化システムには、輸送調整、指令、列車運行制御、走行監視などのシステムがある。方正証券は、通信システムでは、輝煌科技、鼎漢奇術、通鼎光電、輸送調整システムでは、遠望谷、世紀瑞爾、輝煌科技、旅券システムでは、同方股フン、新北洋、広電運通などが恩恵をうけるとしている。
鉄道輸送・物流は道路輸送に取って代わる
鉄道部の鉄道網建設計画では、高速鉄道の建設、電子化、複線改造、鉄道貨物車両のグレードアップなどを含むインフラ建設の進度や、鉄道全体の輸送量は「十二五」期間中、あるいは「十二五」終了後10年間で、飛躍的に向上すると予測している。
高速鉄道は他の輸送手段よりも優位性が高く、中国における交通輸送のニーズも高いことから、方正証券は、中長距離輸送に関して、今後は鉄道輸送が公道輸送に代わり主な輸送手段になるだろうとしている。
鉄道輸送の発展により、鉄龍物流、大秦鉄路、広深鉄路が恩恵をうけると見られている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年2月20日
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