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6月30日に運行開始した京滬高速鉄道は、中国の2大経済圏のつながりを強めたと同時に、巨大なハイエンド製造の産業チェーンを引っ張っている。
中国南車は京滬高速鉄道の車両の半分を独占
京滬(北京-上海間)高速鉄道が30日に運行を開始したことに、中国南車は特に感情を高ぶらせている。中国南車証券事務代表の鄭勝氏は「南方日報」の取材に対し、「京滬高速鉄道で使用する車両のうち、弊社製は53%を占める。中国南車四方股フン公司が開発・製造した高速列車46本が導入され、うち8両編成のCRH380Aが26本、16両編成のCRH380ALが20本導入された」と話す。
また、「CRH380型車は完全な知的財産権を持ち、国産化率は90%に達する」と、同型車の国産化率が高いことを強調。京滬高速鉄道に使用されるその他の車両は中国北車が製造したもので、2大大手によるこの大型プロジェクトへの車両提供は、中国の高速鉄道設備製造業を活気づかせているという。
中国鉄道部の胡亜東副部長は先ごろ、「十二・五(第12次5カ年計画、2011~2015年))」期に多くの先進的な技術・設備を導入する方針を表明した。これは中国の高速鉄道設備製造業の先行きをはっきり示すものだ。また、京滬高速鉄道の車両の半分を提供する中国南車は今年第1四半期、売上高が前年同期比61.61%増、純利益が同168%増という実績を出し、さらに上半期の前年同期比80%以上の増益で業界が期待を膨らませている。
部品の1割を輸入 広東に千億元規模の市場生まれる可能性
鄭勝氏によると、中国南車の車両の部品の約10%は輸入に頼る必要がある。主に車輪、車軸、ベアリングを輸入しているという。「私たちの技術が問題ではなく、鉄鋼製錬技術が要求を満たしていないためだ。武鋼や馬鋼などは研究開発に力を入れている」と明かす鄭勝氏は、高速鉄道産業はまだ発進したばかりで、産業チェーンの価値を高める必要があると考える。
輸入に頼っているこの1割をどのように獲得するかという問題は、設備製造を強みとする広東に新たなチャンスをもたらしている。広東省江門市の製造施設を取材したところ、「全ての製造が予定通り進んでおり、年末には第1陣の車両がラインオフする」という答えが返ってきた。今のところ、同施設は珠江デルタ地区の鉄道事業を主に行い、高速鉄道には手を出していない。
高速鉄道設備製造業の産業チェーン構築を目指す広東江門の製造施設は、「産業全体が活性化すれば、非常に大きな市場になり、広東の設備製造業の発展をけん引する上で大きな役割を果たすことになる」と見ている。広東江門の製造施設が計画通り「十二・五」末までに「製造・研究開発・物流・生産サービス・生活サービス」の構造を確立できれば、全国の高速鉄道車両の部品製造の50%を独占することも可能だ。同施設は国内の需要を満たすだけでなく、海外への販売も計画しており、2020年までに生産高を1000億元にする方針だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年6月30日
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