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「大判ガラスを液晶テレビに使えば1000ドルだが、小判サイズにカットしてスマートフォンに使えばそれが5000ドルになる」。このタッチ・パネル・メーカーの関係者の言葉から、スマート端末の急成長で、タッチパネルなどの電子部品の需要が拡大していることがわかる。
電子部品協会が発表した「中国電子部品第12次5カ年計画」によると、今後5年間で電子部品業界の売上高は年平均10%増の1兆8800億元を上回り、国内市場の需要の70%を満たすことができる。また、電子部品の輸出総額は年平均10%増の860億ドルとなる見通し。新型電子部品の開発と産業化を中心に約5000億元の投資が見込まれている。
◇カギとなる部品の「国産化」
2015年までに電子部品業界の売上高で電子情報産業の売上の20%を目指す。電子部品の総生産量は年平均5.7%増の2兆8000億個となり、国内市場の需要の70%を満たすことができる。電子部品の輸出総額は年平均10%増の860億ドルとなる見通し。
業界関係者によると、中国の電子部品技術は先進国に比るとまだ後れており、多くのハイエンドで、カギとなる部品は輸入製品によって賄われている。カギとなる部品の国産化の推進が業界発展の課題となっているという。
これについて、モノのインターネットに応用される信頼性の高いセンサ、自動車用高性能電子部品、ブロードバンドネットワークに応用される低コストの光ファイバおよび光ファイバ母材など重要市場のカギとなる部品製品の向上を図ると同時に、質と量を確保する。
◇大企業戦略
第12次5カ年計画ではまた、大企業戦略推進を継続し、年間売上高100億元以上の大手電子部品会社を10社以上育成し、5年後には売上高1億元以上の重点企業の売上高で業界全体の75%以上を目指す。
◇フラットパネル・ディスプレイ産業の好機
5カ年計画は今後5年間重点をおく製品と技術として、①次世代電子機器に関わる新型のチップ化、小型化、集積化された信頼性の高い電子部品・製品 ②中国の新型交通設備製造業に関わる高品質でカギを握る電子部品 ③省エネで環境にやさしい設備に関わる電子部品および環境型電子部品 ④次世代通信技術に関わる電子部品 ⑤新エネルギーやスマートグリッド(次世代送電網)に関わる電子部品 ⑥新型電子部品の材料と設備――をあげている。
次世代情報技術の分野において、フラットパネル・ディスプレイ産業は将来性があり、関連電子部品の需要も高まるだろう。
中国工程院の倪光南院士は、2012年にスマート端末がPCを上回ると予測し、「中国はすでにクラウド設備の最大市場、或いはそうなる見通しで、1兆元の市場規模が見込まれる」と指摘する。スマート端末の急成長により、タッチパネルなどの電子部品の需要が大幅に高まるとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月13日
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