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民間資本の中国経済への影響 産業空洞化に警戒

 

民間ローンが著しく発展

「融資を受けるためにほぼ毎日銀行に通って半年近くが経ち、やっと3割超集まった。残りの6割は民間ローンに頼るしかない」と、温州で小さな金属輸出会社を営む李さんは話す。お金に話が及ぶと、彼の眉間には自然と力が入る。

「2008年は注文がなくて困ったが、今は注文があってもお金がない。周りの商売をしている友人もお金がなくて生活に困っている」と語る李さんは、会社を正常に運営するために様々なルートから多くの民間資本を集めた。中には年利70%に達するものもある。国外企業の決済は3~6カ月遅いため、資本コストが足りなくなることを恐れて、一部の注文を泣く泣く断ったという。

中国人民銀行の統計によると、上半期の社会融資総量に占める銀行貸付の割合は低下し続け、銀行の体系外資金による融資比率は46%に上昇した。

勢いある民間資本はどこから来て、どこに流れる?

「中国経済の長期的で比較的速い成長により、投資家はかなり多くの財産を蓄積し、中には民間ローンやプライベートエクイティ投資などを始めた人もいる。通貨政策が『緩和』から『安定』になったことで、銀行の貸付金が緊迫状態になり、一部の民間中小企業の融資難が深刻化した。こうして、資金が比較的余裕のある民間から緊迫状態にある企業や業種に流れるという状況は作られる」と、中国人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は分析する。

産業空洞化に警戒

事業を諦めるか、高利貸しに助けを求めて生き残りを賭けるか。厳しい選択は資金繰りに悩む中小企業を窮地に追い込んでいる。民間ローンの金利は比較的高く、月利5%の民間ローンの年利は60%になる。

民間ローンが活発になったのに伴い、一部の企業に「利益重視経営」の理念が生まれた。中には、主力製品を諦めて不動産や資本財、または高利貸しの市場に参入し、手っ取り早く金を稼ごうとする企業もある。

趙錫軍氏は、「貸付金が不動産や土地の投機的取引に使われたら、資産価格が急激に上昇し、資産バブルを引き起こすことにもなる。資金が実体経済を離れるという現象はインフレに拍車をかけるだけでなく、国民経済の動きにも影響する。このような産業空洞化に警戒する必要がある」と話す。

本当に資金が不足しているのか?

企業も銀行も資金が不足しているように見えるが、実際はどうだろうか。

温州を例にすると、温州には豊富な民間資本があり、ざっと見積もっても7000~8000億元ある。「不動産買付団」、「鉱業団」、「企業買収団」などは、はっきり言ってしまえば、その背後は全国の何兆という民間資本だ。

これらの稼ぎ口を探している資本の選択は幅広い。低リターンの伝統的な産業などは目的ではなく、タンカー、教育、通信、映画・テレビ、観光のような利益が期待できる新興産業には「頭を削ってでも入りたい」思いだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年7月21日

 

 

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