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高速列車追突事故、保険会社7社が310万元を補償

保険会社が公表したデータによると、7月23日に発生した温州高速列車追突事故を受け、生命保険会社7社が死傷者を対象に、商業保険を7月31日現在で計310万元(約3720万円)以上支払った。業界関係者は、「今回の事故による各保険会社の補償額からも、中国の保険保障が不足しているといった問題点が存在することが分かる」と指摘した。情報によると、中国の生命保険市場では、投資型製品が主力製品となり、保障型製品が非主力製品となっている。今年上半期、「分紅険」(会計年度終了後、前年度の分配可能な利益残余について、一定の比率に基づき現金等の形式により顧客に分配する保険)による収入は生命保険収入全体の91.6%を占めた。生命保険市場における「分紅険」の肥大化という問題は、監督管理機構からも高く注目されている。北京青年報が報じた。

7月29日現在、太平洋保険は4名の顧客(死亡前、同社の少額の事故傷害保険に加入していた)が、列車衝突事故により死亡したことを確認した。同社は3名の死亡者の保険受給者に対して、計75万元(約900万円)の保険金を支払った。その他1名の死亡者に対する補償準備もすでに整っており、保険受給者の同意を待ち支払われる。また同社の10名の顧客が、入院治療中だ。同社が今後給付する保険金は、100万元(約1200万円)を上回る見通しとなっている。

中国人寿は顧客のうち12名が重軽傷を負い、5名が死亡したことを確認した。これに伴う補償総額は90万元(約1080万円)にのぼり、同社は2名の被害者の家族に対して12万6000元(約150万円)を支払った。中国平安は23名の顧客が死傷したことを確認し、補償総額は84万1000元(約1010万円)に達する見通しだ。同社は7月26日に34万8000元(約420万円)の支払いを完了した。これらの死傷者は「平安寿険」、「養老保険」、「平安銀行クレジットカード付帯保険」に加入しており、「列車事故傷害保険」、「短期事故傷害保険」、「列車事故医療保険」等の名目で保険金が支払われた。太平人寿は福州市の顧客1名(重大疾病保険商品を購入)が死亡したことを確認し、死亡保険金は15万元(約180万円)となった。7月27日午後、泰康人寿は同社の団体保険により「泰康新生活事故傷害保険」を購入したA氏の遺族に、10万元(約120万円)を支払った。また事故にあったB氏も泰康人寿の「世紀泰康個人入院医療」等の保険商品を購入しており、補償額は10万元(約120万円)にのぼる見通しだ。

高速列車追突事故において、新華保険は1名の顧客が死亡したことを確認し、3万4000元(約41万円)を支払うとみられる。この顧客が購入したのは「銀保分紅険」で、3年間の保険料は約3万元(約36万円)であった。ところが今回の補償額は、支払われた保険料を数千元上回るのみである。ここからも、中国の保険会社が「分紅険」をインフレ防止の「武器」として市場に投じると同時に、これらの補償額が低い保険商品は、社会の保険保障に対する需要を全く満たせないことが分かる。

データによると、短期事故保険に加入する高速鉄道の乗客が増加している。旅行サイトの運営やホテル・航空券の予約事業を展開する携程旅行網の統計によると、高速鉄道の乗客の保険加入率は50%を超えるという。

 

「人民網日本語版」2011年8月1日

 

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