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中国映画『転山』が東京国際映画祭で上映

 

中国の若手監督が撮影した『転山』が第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にノミネートされ、2011年10月22日(土)から10月30日(日)までの期間中に上映される。

この作品は、台北出身の青年が、兄の遺志を継ぐべく、中国本土に渡り自転車でチベットのラサを目指す姿を描いたもので、出会いと別れ、自然との闘い、そして自分との葛藤を繰り返し、青年は目的地へ向かう。過酷な通過儀礼を迫力の映像で表現した、青春の成長物語である。

(上映時間など詳細はHPで)http://2011.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=15

 

監督について

杜家毅(ドゥ・ジャーイー)監督は上海で生まれ、幼いころから父親についてロケを見学し、映画界に進む志を持つようになった。19歳でひとり北京に向かい、俳優や司会者、脚本家やプロデューサーを経験。専門の教育を受けていないにもかかわらず演技の才能に優れ、映画『こころの湯』(1999年)でシャワーを浴びながら『オ・ソレ・ミオ(私の太陽)』を歌う太った若者役で注目を集めた。中国映画界の巨匠・何平監督はその才能に注目し、『麦田』(2009年)では彼を主演の一角に起用している。『転山』は杜家毅にとって初監督作品であり、長年温めてきた企画でもある。

 

人民中国インターネット版 2011年10月17日

 

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