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「天下第一村」50周年に2万人が集う

 

王漢平=文、写真

10月8日から15日にかけて、「天下第一村」と呼ばれる江蘇省江陰市華西村で、建村50周年式典が盛大に開かれた。村内には色とりどりの旗が飾られ、お祭り気分があふれる中、国内外から訪れた2万人のゲストが集い、同村の50周年を祝った。

1961年に華西村が建村された時、面積は0.96平方キロ、村民はわずか300戸余りに過ぎなかった。この中国のごく普通で貧しい村は、呉仁宝党支部書記の指導のもと、苦労に耐えて事業に取り組み、穀物の収穫は毎年上昇、1970年代には中国でも先進的農村のモデルとなった。

改革開放政策開始以後、華西村はチーム主義精神を堅持し、多くの産業を発展させ、村民がともに豊かになる路線を歩み、周辺16村を合併して日進月歩の発展を続けた。そして、農村の都市化、農業の工業化、農民の知識化を実現し、村名も「華西新市村」と改めたのだった。2010年の全村売上高は500億元を突破しており、現在では村民はみな大きな家に住み、各家庭1台以上の自動車を保有しているだけでなく、各戸が100万元以上の貯蓄を持つなど、まさに名実ともに「中国第一村」となっている。

 

10月8日の建村50周年記念式典の席上、華西の新たな「10大プロジェクト」が発表され、さらに素晴らしい前途が明らかになった。この10大プロジェクトには遠洋物流、海洋プロジェクト、龍希国際ホテル(Long Wish Hotel International)建設、航空会社、空中観光、山林かんがい、エネルギー開発などが含まれている。その中でも、30億元を投資して完成した龍希国際ホテルは高さ328メートル、中国ひいてはアジアの農村を代表する美しいランドマークとなった。この期間中、世界50の国と地区から訪れた175メディアの500名を上回る記者たちは、分かれて農民の一戸建て住宅に民泊し、村で行われた記念イベントの取材を行った。

10月15日の夜には、多くのスターが登場してのステージショーが行われた。ショーには村民、来賓に加え内外の記者らも訪れ、村の興奮は最高潮に達した。

 

人民中国インターネット版 2011年10月20日

 

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