中日国交正常化40周年を記念し、中国人民対外友好協会及び中日友好協会並びに日本国全国知事会との共催による第1回中日省長・知事フォーラムが、東京で多くの関係者の参加のもとに開催された。　

中国側からは張毅寧夏回族自治区書記、努爾・白克力（ヌル・ベクリ）新疆ウイグル自治区主席、李斌安徽省省長、竺延風吉林省常務副省長及び林念修広西チワン族自治区副主席が、日本側からは山田啓二京都府知事をはじめ、上田清司埼玉県知事、泉田裕彦新潟県知事、阿部守一長野県知事、尾﨑正直高知県知事、古川康佐賀県知事、藤井喜臣鳥取県副知事、小林淳一島根県副知事、海老井悦子福岡県副知事及び兵谷芳康熊本県副知事が出席した。　

寧夏回族自治区党委員会書記、人民代表大会常務委員会主任　張毅氏	安徽省省長　李斌女史	吉林省常務副省長　竺延風氏	新疆ウイグル自治区主席　努爾・白克力氏	広西チワン族自治区副主席　林念修氏

このフォーラムにおいては、両国の地方政府首脳達が、いかに地域間の交流の強化、発展を図るかについて、友好的で活発な意見交換を行い、幅広い認識を共有するに至った。ここに、双方は、以下のとおり宣言を発表する。

1、中日両国の各地域の発展を図るうえで、地方政府間の交流と協力は重要な役割を担っており、両国国民の相互理解と友好の増進にも大きく寄与している。今後も、経済、文化、教育、科学技術、体育、青少年などさまざまな分野において、両国の地域間交流は一層強化し、発展させていく必要がある。

2、特に、中日両国地方政府間においては、観光、経済、文化、エネルギー、環境保全などの分野において、相互に協力できる部分があり、今回、私たちは、率直に意見を交わし、提言を行った。これらを踏まえ、今後、これらの分野における交流と協力を深化・強化し、より多くの実質的な成果をあげるよう努力していくことで一致した。

3、中日省長・知事フォーラムは、両国の省長・知事間交流の重要なプラットフォームであり、両国地方政府間の交流・協力を強化していくうえで大きな役割を果たしている。今後、このフォーラムの充実を図り、両国の地域間交流・協力を深化させ、ひいては両国民の友好の増進、安定した中日友好関係の推進にも資するよう努力していく。

中国人民対外友好協会　　

中国日本友好協会

日本国全国知事会

2012年4月18日　東京にて

人民中国インターネット版　2012年4月19日