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5.19「中国観光デー」に全国で多彩な催しと優遇

王恵麗=文

5月19日は、2011年に制定され今年が2度目となる「中国観光デー」だ。当日、中国各地で「健康に生活、楽しく旅行」をテーマに、幅広く多彩なイベントが行われる。中国観光局の統計によると、この日には全国30の省・自治区・直轄市の観光行政部門と観光関連企業が、1000近くのテーマイベントを行う計画だという。同時に、観光地の入場料の減免など7000余りの優遇措置も実施される。

5月19日当日には、国家観光局が江蘇省無錫市をメーン会場として、2012年中国観光デーのイベントを行い、第7回中国徐霞客国際観光フェスティバル(徐霞客は明代の旅行家で、5月19日は彼の著作『徐霞客遊記』の始まりの日とされる)も同時に開幕する。この機会に、無錫市観光局では「地球を愛し、エコな旅行を」のテーマで太湖自転車ツアー、「太湖の真珠・魅力ある無錫」全国観光写真コンテスト、国際伝書鳩レース、長江デルタ・ドライブラリー、グルメ・フェアなどのイベントを実施する予定だ。このほか、湖南省張家界、北京、天津など全国各地でさまざまなイベントが行われる。

中国観光局では、「健康に生活、楽しく旅行」のテーマに沿って以下のような呼びかけを行い、各方面も積極的に実施する予定だ。

当日、博物館や記念館、体育施設などが無料・優遇開放、また観光地やホテル、レストラン、旅行社などの関連企業が優遇措置を実施し、これによって、多くの人々が観光・レジャーを楽しめるようにする。条件を満たす生活困難家庭や障害者などの社会的弱者に対する援助、費用減免などの公益的観光イベントを実施する。また、観光地が老人や学生などに入場料優遇措置を行う。さらに、各省・自治区・直轄市が地域をまたいだ協力を行い、互いに優遇措置を行う。

こうした呼びかけに対して、各地で発表された優遇措置の一部を以下に紹介する。

・黒龍江省では、省博物館、ハルビン文廟などの公共博物館や記念館など80カ所以上が当日無料開放される。

・河北省秦皇島市の大部分の観光地は国内外の観光客に対して、入場料無料となる。

・吉林省長春の浄月潭国家森林公園、松花湖などの観光地で個人客の入場料が半額となる。

・江西省景徳鎮市のすべての観光地、鷹潭龍虎山の一部観光地などでは、地域住民は身分証を提示すれば入場料が無料になる。

・湖北省では三峡ダムなどの観光地で入場料が半額になる。

・雲南省楚雄イ族自治州内のA級以上の観光地では当日、入場料を2割から5割引きとする。

・浙江省では100名の障害者などを無料の「三江両岸」ゴールデン・エコ・ツアー観光コースに招待する。また、寧海県は生活保護世帯、出稼ぎ労働者子女、退役軍人、環境衛生従事者など1000人を無料観光イベントに招待する。

・江蘇省の常州、徐州、揚州などの市では観光地すべてで障害者に対する無料開放などを行う。

 

人民中国インターネット版 2012年5月14日

 

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