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桜で受け継がれる友情

 

桜を見ながら歓談する陳文戈社長(左)、王衆一総編集長(中央)と東京支局から研修に来た本誌デザイナー・比嘉景章(右)さん

2013年4月12日、北京は久しぶりの快晴を迎えた。風もなく日ざしはうららかで、最高気温は22度、春の息吹が感じられたこの日、『人民中国』社の幹部、翻訳部部員、東京支局から研修に来た日本人スタッフは、玉淵潭公園へ花見に出かけた。

北京の西三環路沿いのテレビ塔向かいにある玉淵潭公園は、1989年から毎年桜祭りを行っており、今年で25回目となる。玉淵潭と桜との縁は1973年の春まで遡ることができる。中日国交正常化の立役者・田中角栄首相が周恩来総理に北海道産のオオヤマザクラ180本を寄贈した。それ以後この公園は、桜文化と中日友好のシンボルとなっている。現在、園内にはオオヤマザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラなど20品種約2000本の桜の木が植えられている。

美しい桜をカメラをおさめようとしている陳社長と翻訳部の日本人専門家・島影均さん

春のピクニックに来た小学生たち

花見は翻訳部の恒例行事で、毎年この花見を通じて、中国人スタッフと日本人専門家が交流を深め、お互いの文化を理解する機会としている。これは視覚的な楽しみであるだけでなく、心の距離を近づけるチャンスでもある。昨年は釣魚島をめぐる係争で中日関係は冷え込んだが、双方のスタッフは依然として、自信と情熱をもって両国の交流を望み、友好関係を再建しようというメッセージを送り続けている。今年は、『人民中国』創刊60周年にあたり、われわれは数十名の読者が寄せてきた記念原稿から、彼らの『人民中国』に対する愛と支持、そして両国民の友好に対する期待を読み取り、感動させられた。

きれいな花に引き寄せられた人たち

赤ちゃんも花見を楽しんでいる

今年、陳文戈社長がこの行事に初めて参加し、『人民中国』の中日関係に対する重視を体現すると共に、中日両国民の友情が年々花開く桜のように、末永く続くことを一層深く確信することとなった。(文=銭海澎 写真=林崇珍)

みんなで、乾杯!

 

観賞できる期間 3月末~4月末
公園の開放時間 6:00~20:30
入園料 10元
アクセス 地下鉄1号線軍事博物館駅下車 北へ300㍍行くと公園の南門に到着

 

人民中国インターネット版 2013年4月15日

 

 

 

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