現在位置: ニュース>経済
北京・天津・河北の交通発展計画、都市間移動距離を大幅短縮

 

北京の交通カードは今後、天津市の路線バスで使用できるようになる。北京の新空港は、高速道路で河北省と結ばれる。北京・天津・河北共同発展の中で、これらの構想が実現される可能性がある。北京・天津・河北は今年、交通計画の融合を大々的に推進する。これには北京と台北を結ぶ京台高速道路を含む複数の高速道路などの共同建設が含まれる。

北京市交通委員会計画所の担当者はこのほど取材に応じた際に、「3年内の具体的な活動については計画中で、交通計画は三地の産業構造および都市構造と調整を進める必要がある。国家は三地の要求を結びつけ、交通計画を統一的に作成している」と語った。

北京を巡る大外環道路が建設中

「北京交通発展綱要(2014−2030年)」によると、北京は北京・天津・河北の交通一体化システムの構築に着手している。三地の高速道路をつなげ、さらに北京を巡る全長約940キロの大外環道路を建設することになる。

現在すでに、北京・天津・河北の多くの高速道路がつながっている。これには北京と河北省の6本、天津と河北省の9本、天津と北京の4本が含まれる。

北京の高速道路は、最も河北省とつながりやすい。「行き止まりの道」をつなぐ6方向の高速道路網の建設が、今年の活動の重点となっている。河北省は現在、大外環道路の一部の建設を開始している。竣工後は、北京周辺の6方向の高速道路とつながることになる。

北京・天津・河北の主要都市、移動時間が1時間内に

高速道路網の他に、北京・天津・河北一体化の航空・鉄道構造もすでに形成されている。

天津と秦皇島を結ぶ津秦高速鉄道が2013年12月に開通し、北京・天津・河北の路線を結んだ。輸送量が多く、便利で効率がよく、省エネ・環境保護にも適した高速旅客輸送ルートは、都市間の距離を大幅に短縮した。

三地の高速鉄道の発展に伴い、北京―天津、北京―石家荘、天津―唐山、天津―秦皇島などの主要都市間の移動距離が1時間内、もしくは約1時間に短縮され、1時間都市圏を形成する。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2014年4月9日

 

人民中国インタ-ネット版に掲載された記事・写真の無断転載を禁じます。
本社:中国北京西城区百万荘大街24号  TEL: (010) 8837-3057(日本語) 6831-3990(中国語) FAX: (010)6831-3850