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海水淡水化施設、2019年にも北京に送水開始

 

北京・天津・河北の調和的な発展は北京と周辺都市の距離を短縮する。河北省唐山市曹妃甸区政府から得た情報によると、北京と密接な関係を持つ海水淡水化施設が、2019年に稼働を開始する予定となった。

エネルギー供給

稼働後、北京の3割の生活用水を提供

曹妃甸は北京から約200キロ、天津から約120キロ離れており、優れた地理的位置にある。潮の流れの影響を受け、沖合は清潔な海域となっており、水質が渤海湾のその他の地域を大きく上回る。北控水務集団海水淡水化事業部の担当者である王暁水氏は、「北京の水使用の圧力が深刻で、当社は3年前から海水淡水化の準備作業を開始した。昨年は5万トン級模範プロジェクトが稼働を開始し、毎日5万トンの淡水化した海水を曹妃甸に提供している」と語った。

将来的に100万トン級プロジェクトの建設が進められる。同プロジェクトは淡水化後の海水を、直接北京に供給する。同プロジェクトは淡水化と送水の二つの部分に分かれている。1期プロジェクトは毎日100万トンの水を作り、総工費70億元に達する。送水管は曹妃甸から北京までの270キロに渡り、総工費100億元に達する。淡水化後の海水は北京の浄水場に直接入り、1トン当たり8元のコストがかかると見られる。

渤海湾地区の天津、滄州市渤海新区には、日産1万トン級の海水淡水化施設がある。北控水務集団は100万トン級プロジェクトの推進を加速しており、早ければ2019年に稼働開始する予定だ。日産100万トンの規模に基づき計算すると、北京市民の3分の1の水を供給できる。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年4月14日

 

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