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「帰ってきた孫悟空」「捉妖記」などの妖怪は中国の神話がヒント

 

このところ、人気爆発の「捉妖記」では中国風の「可愛い妖怪」、「西遊記之大聖帰来」(帰ってきた孫悟空)では古代の4大怪獣のひとつ、悪事を働く「混沌」を見ることができた。この2作の映画は中国の古い時代に書かれた奇書である「山海経」を元に作られた。重慶晩報が伝えた。

古い文献からヒントを得て、ハリウッド好みにリメイクした「捉妖記」

 

 

「捉妖記」の胡巴(フーパ)は「中国産第一号の可愛い妖怪」と呼ばれ、形が似ている白い大根まで人気となっている。許誠毅監督はかつてインタビューを受けた際、「この映画を制作する際に、チームで『山海経』を何度も読み返し、本の中の妖怪を直接使用するのではなく、本の描写を基に1000枚以上の下書きを描き、新しい妖怪を創り出した」と話していた。

 

 「帰ってきた孫悟空」は古書の中の怪獣「混沌」を悪役に変身

 

キョンシー(ゾンビ)でもなく魔王でもない。中国産アニメ「帰ってきた孫悟空」の劇中で、孫悟空がやっつける妖怪は「西遊記」に記されたどの妖怪とも違い、火を吐く巨大な虫だ。この虫は一体何ものなのだ?「帰ってきた孫悟空」の田暁鵬監督は取材に対し「それは『山海経』の中に描かれている怪獣の『混沌』だ」と話した。「『混沌』は足が長い虫ですか?」との問いに田監督は「これは完全に本の中の描写に基づいて作成したものです。『混沌』は遙か昔の中国の『4大怪獣』の一つで、これを選んだのは欧米化した魔物とは区別するためです。『山海経』に描かれた妖怪は視覚的はなインパクトを狙うことができる」と語った。(編集JK)

 

「人民網日本語版」より 2015年7月29日

 

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