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中仏合作映画「狼図騰」がアカデミー賞の中国代表作品に

 

 

中仏合作映画「狼図騰(Wolf Totem)」が来年の第88回アカデミー賞の外国語映画賞に、中国代表作品として出品されることが明らかになった。「狼図騰」のIMAX 3D版が今月11日から、北米の一部の映画館で公開される予定で、どれほどの人気となるかが、アカデミー賞の結果を左右しそうだ。羊城晩報が報じた。

今年の春節(旧正月、今年は2月19日)に合わせて中国で公開された「狼図騰」は、興行収入6億9700万元(約130億円)を記録。中国の主流文芸映画では過去最高となった。また、準備に5年、撮影に1年が費やされた同映画の旗を振ったジャン=ジャック・アノー監督が、北京国際映画祭や北京大学生映画祭で、最優秀監督賞を受賞した。その後、フランスやイタリアなどでも公開され好評を博し、フランスでは、近年で最もヒットした中国語映画となった。

最近、日本や韓国もアカデミー賞の代表作品を発表した。うち、日本の代表作品は、武正晴監督が旗を振った「百円の恋」。女優の安藤サクラ演じる斎藤一子(32)は、実家にひきこもりって自堕落な生活を送っていたものの、妹とけんかをしたのをきっかけに家を出、自分を変えるべくボクシングの猛特訓をするようになる。「百円の恋」は、今年の上海国際映画祭でも上映されたほか、昨年の東京映画祭では、日本映画スプラッシュ作品賞を受賞した。

一方の韓国の代表作品は、俳優ソン・ガンホとユ・アイン主演の映画「思悼」。李氏朝鮮時代の21代国王・英祖(ヨンジョ)と、息子の思悼世子(サドセジャ)の間で繰り広げられた悲劇的な家族の歴史を描いている。

 

「人民網日本語版」より 2015年9月8日

 

 

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