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10年ぶりに故宮で「清明上河図」全巻を公開、八千人の長蛇の列

 

 

2015年は故宮博物院創立90周年の年だ。故宮博物院は一年を通して秀逸な大作を続々と公開しており、観衆に豊富で奥深い文化の「軍事パレード」を提供している。そのうち、重量級の初展示となる「石渠宝笈特別展示」は8日、武英殿書画館と延禧宮陳列ホールで同時に開幕する。統計によると、同日は計8500人が武英殿で中国一の絵画、「清明上河図」を鑑賞した。京華時報が伝えた。

早朝7時頃から午門入口に列が並びはじめ、8時半に開館するや否や、最初の観客たちは足早に特別展示室に向かった。

故宮博物院の代表的な所蔵品として、知名度の高い北宋の画家張択端の「清明上河図」は今回の展示で関心を集めた。10年前、故宮博物院創立80周年を祝うため、この作品が展示されたことがある。その後、香港や日本で展示されたものの、全巻展示はなされなかった。

今回の「清明上河図」全巻を広げて展示されており、多くの観衆はショーケースに覆いかぶさるように一ミリ単位で鑑賞している。

故宮トップレベルの書画文化財は春と秋にのみ公開される。毎回2か月以内の展示で、展示後は少なくとも3年間休ませる。「清明上河図」などの貴重文化財は10月12日にいち早く収蔵庫に戻り眠りにつく。(編集JK)

 

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