2日間にわたって開かれた2016年第3回20カ国・地域グループ(G20)財務相・中央銀行総裁会合が24日、成都で閉幕した。会議は9つの議題をめぐる共同声明を発表した。
今回の会議はG20杭州サミットを控えて開かれた財務相・中央銀行総裁会合の最終回で、楼継偉財政部長と周小川中国人民銀行総裁が共同で主宰した。
会議では主に、現在の世界経済情勢と、「強くて持続可能な、バランスの取れた成長の枠組み」、国際金融の枠組み、投資とインフラ整備、金融部門の改革、国際税収協力などの議題をめぐって討議が行われた。
楼財政部長は会議後の記者会見で、「世界経済の回復が見込みを下回っており、経済環境が大きな課題に直面し、減速のリスクが続いている。このような情勢下で、G20加盟各国は協力を強化し、引き続き財務、通貨、構造性改革などの政策を活かして成長を促進するため、自信を強めていく必要がある」と述べた。
中国国際放送局日本語部より2016年7月26日