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中国の伝統絵画「年画」の体験イベントが開催

 

このほど、中国印刷博物館と河北省武強県の年画博物館が共催する年画手作り体験イベントが行われました。会場には武強県の伝統的な特色を持つ年画も展示されました。

年画とは中国絵画の一種で、春節になると家の門扉や窓などに貼られます。その起源は中国古代の門神画(門に飾る、魔除けの神を描いた紙や彫り物)にあり、民間の絵画として五代北宋の時代に始まったとされています。時代が下って明代後期になると、版画が盛んになり、多色刷りの技術が発達したため、明から清の時代にかけて、木版による年画が全盛期を迎えました。

年画は吉祥をあらわす絵であり、その題材にはめでたい情景として、門神、獅子、男の子、福の神などが描かれます。

現在、伝統的な年画が無形文化遺産として、天津市の楊柳青、河北省の武強、山東省の濰坊、江蘇省蘇州市の桃花塢などで伝えられています。そのうちの河北省・武強県に、中国初の年画博物館があります。(玉華、謙)

 

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