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製造強国へ「メイド・イン・チャイナ2025+X」

実際のところ、すでに2015年に中国は「インターネットプラス」と「メイド・イン・チャイナ2015」とによる計画の青写真を提起し、これは中国経済のモデル転換・バージョンアップの必然的な選択になるとみられた。「メイド・イン・チャイナ2025」では、「製造業分野におけるインターネットの応用を深化させ、インターネットと製造業との融合発展のロードマップを制定する」とされた。「1+X」計画体系の中では、「情報産業発展の手引き」により情報化と工業化のハイレベルの融合のためにさらに具体的な方向性が打ち出された。

▽新メカニズムを構築する

健全で現代型企業制度の要求に合致した企業人事制度、企業の技術者や高い技能をもった人材が大学の専門課程の教員を兼任する制度の構築・推進など。

「メイド・イン・チャイナ2025」の重要関連文書である「製造業人材発展計画の手引き」は、人材発展の体制メカニズムに関するグランドデザインを打ち出す。

蘇巍さんは華潤微電子有限公司研究開発センターの副センター長であり、東南大学の兼任産業教授だ。蘇さんが担当する「集積回路製造技術」過程には1学期間で80人以上の学生が集まった。蘇さんは大学と共同で技術研究を進め600ボルト級モノリシック集積回路のフローティングゲート方式チップを多数開発し、大きな成果を上げた。

産業教授の招聘はここ数年の江蘇省の人材育成体制メカニズムにおける革新だ。「メイド・イン・チャイナ2025」は体制メカニズム改革の深化を戦略の支援・保障措置の一つとしており、政府・企業・大学・研究機関・ユーザーの共同革新メカニズムを整備し、技術改革により管理体制メカニズムとプロジェクト経費の分配、成果の評価・転換メカニズムを改革し、学技術成果の資本化と産業化を促進し、製造業の革新に向けた活力をかき立てることを提起する。(編集KS)

「人民網日本語版」2017年2月17日


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