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関係改善の鍵は実行にあり

しかし、日本人の中国訪問は実際上少しずつ減少する状態にあります。中国を訪問する日本国民が減少していることには、多方面の要因があると私は思います。その中では当然中日関係が良くないことも一つの要因であり、日本の民衆には懸念と憂慮を与えています。 

もう一つの要因は、日本人がここ数年来全体的に海外に出たがらないということです。中国の流行語に「宅男宅女」があります。「宅(オタク)」という言葉はまず日本人が発明したもので、意味は家に閉じこもり、外に出たがらないことです。日本では海外留学する人の数が減少しており、企業が社員を海外に派遣し常駐させようとしても、社員が行きたがりません。こうした「宅」現象もこの数年日本人の中国訪問数減少を招いています。 

またその他に大気汚染問題の要因もあります。これは国外ですでに形作られた中国のイメージに関係する問題です。日本人は中国の大気汚染が非常に深刻だと思っています。私は日本で彼らに次のように説明しています。日本の宣伝報道は一方的で、北京にはスモッグがあり、中国の民衆も皆意見、不満を持っていますが、北京は365日スモッグというわけではありません。また中国は960万平方㌔の面積があり、全国各地がいずれも北京と同じようだというわけではありません。しかし、日本人は中国に対してどこも皆薄暗いスモッグに覆われているというイメージを作り上げてしまっています。私の知るところによれば、中国に赴任して働く日本企業のスタッフのうちには、家族、子どもを連れて中国に来た後、すぐに彼らを日本に送り返してしまう人もいます。また一部日本の学校は中国に修学旅行で訪れる計画をしても、一部の保護者が、中国は子どもの身体、健康にマイナスの影響があるのではないかとの意見を出し、旅行は取りやめになりました。

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