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「一帯一路」は世界情勢が複雑で変化に富む時期の中国の答案

 

第18回党大会以来、習近平氏を核心とする党中央は外交分野で開拓進取、鋭意革新し、目覚ましい成果を挙げてきた。習主席は歴史と未来の合流点に立ち、「一帯一路」(the belt and road)と人類運命共同体を提唱し、気勢盛んな「五通」思想(政策の疎通、施設の連結、貿易の円滑化、資金の融通、人心の通じ合い)を形成した。これは中国が協力・ウィンウィンという人類運命共同体の構築を目標、「一帯一路」共同建設を新たなチャンス、新たな出発点として、平和・協力、開放包摂、相互学習・参考、互恵・ウィンウィンのシルクロード精神を発揚し、21世紀における中国と世界の新型の関係の壮大な一章を記しつつあることを物語っている。(文:阮宗沢・中国国際問題研究院常務副院長。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

今年1月18日、習主席はスイスでハイレベル会議「人類運命共同体を共に話し合い、構築する」に出席。「人類運命共同体の共同構築」と題する基調演説を行い、人類運命共同体の理念を深く、全面的かつ系統立てて明らかにしたうえで、人類運命共同体の構築という偉大なプロセスを共に推し進め、対話と協議、共同建設・享受、協力・ウィンウィン、交流・相互参考、エコ・低炭素を堅持し、平和の永続する、普遍的に安全で、共に繁栄する、開放・包摂的かつクリーンで美しい世界を建設することを主張した。そして「一帯一路」はこの過程において、まさに重大な意義を持ち、著しい効果を生む世紀のプロジェクトなのである。

習主席は「一帯一路」を提唱した際、すでに「五通」の深い内容を明確にした。「五通」は「共同体」へと通じる必須の道であり、コネクティビティのハード・ソフト両面を含む。施設、貿易、資金がハード、政策、人心がソフトであり、両者は支え合いより良い効果を生む。ハードとソフトが有機的に結合して初めて効果的に点から面へ、線から地区へといたり、地域大協力が徐々に形成され、真の意味のコネクティビティが構築される。

「五通」と「共同体」思想は豊かな内容を持つ。中国が新時代において対内的な改革深化と対外的な開放拡大の両大局を統合的に計画する際に生じた思想の火花であり、平和的協力という中国の国際的イメージをつくる助けとなり、中国の対外協力の大きな方向性を先導するものであり、「中国はどのような世界を望んでいるのか」に対する力強い回答でもある。

開放は自信の表れだ。歴史的に見ると、中国には発展路線の正負両面で経験と教訓がある。改革開放路線なら繁栄し、国を閉ざす路線なら衰退するということだ。現実的に見ると、中国の命運と世界の命運は緊密に結びついている。今日の中国はすでに国際体制に深く組み込まれ、その不可欠の一員となっている。2008年の世界金融危機を例に取ると、中国は世界経済に対するG20の大規模な支援に積極的に加わっただけでなく、自らも中・高度経済成長を維持することで、世界経済の回復と成長に大きなプラスのエネルギーを注ぎ、世界経済の成長に対する寄与は3分の1を超えた。

現在、世界的問題が次々に現れ、グローバル・ガバナンス体制の整備が急務となっている。だが、一部の国や地域が保護主義やポピュリズムを助長し続け、災いを他国に押しつけることが増え続けている。こうした中、中国が流されることなく、「一帯一路」を揺るがず推し進めて、共に困難をのりこえること、全世界的な協力を呼びかけているのは、一層得難く貴いことだ。

中国の提案を色眼鏡で見る者もいるが、「一帯一路」と「人類運命共同体」思想はすでに国連決議に盛り込まれ、国際社会の称賛と支持を得ている。これは世界の発展促進、世界平和の維持において中国がさらに大きな役割を発揮し、さらに多くの公共財を提供することを国際社会が期待し、また希望していることを物語っている。「一帯一路」は世界情勢が複雑で変化に富む時期の中国の答案であり、中国に一層の友人やパートナーをもたらすに違いない。(編集NA)

 

「人民網日本語版」2017年5月8日

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